「青春」は、長江デルタ地域の織里(しょくり)という町の縫製工場に出稼ぎに来た若者たちの労働と日常にカメラを向けた作品だ。「青春 -苦-」の予告編には、給料の支払い拒否や暴力事件、社長の夜逃げなどが発生していくさまを収録。「青春 -帰-」には春節に帰省するものの故郷では仕事がなく、休みが終わって再び工場に戻る若者の姿が映し出される。
ワン・ビンは「中国社会で、これほどまでに『金』が重要な時代はなかった」と語り、同作を2003年に手がけた「鉄西区」のようなスケールにしたかったと明かしている。
「青春 -苦-」「青春 -帰-」は4月26日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。上映尺は「青春 -苦-」が226分、「青春 -帰-」が152分となり、「青春 -苦-」の上映時には休憩時間が設けられる。なお一部の公開劇場では、第1部「青春-春-」のアンコール上映も予定されている。
Min² (シネマ) @min2cinema
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