「アルプススタンドのはしの方」に続く高校演劇舞台化プロジェクトの第2弾として2021年に上演された舞台「
本作は“プールの底”から始まる青春群像劇。高校2年の夏休み、体育教師の山本から特別補習としてプール掃除を指示されたココロとミクは、隣の野球部グラウンドから飛んできた砂を掃き始める。続いて同級生で水泳部のチヅル、水泳部を引退した3年の先輩ユイも掃除に合流。やがて会話の中で彼女たちの悩みがあふれ出し、それぞれの思いが交差していく。
高校演劇を手がけた原作者・中田夢花が本作の脚本を担当。舞台版から引き続き、ココロ役で
※濱尾咲綺の濱は異体字が正式表記
濱尾咲綺 コメント
舞台版から約2年越しに映画化すると伺い、嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいになりました。キャストのみなさんが同年代だったので、撮影以外の時間も方言練習や読み合わせなど、話し合いを重ねたことでリアルな距離感で演じられたと思います。また、一つのシーンに対して、監督、キャスト、スタッフさんで意見交換しながら丁寧に進められる、こんな素敵な作品に参加できて幸せです。この作品が一人でも多くの方に届いてほしいです!
仲吉玲亜 コメント
映画化するということ、再びこの作品に携われることが出来ミクを演じられること、
ユイ先輩とココロとまた一緒にお芝居できることがとにかく嬉しく、楽しみな気持ちでいっぱいでした。
撮影現場はとっても暖かい現場で、舞台から映画になるということで苦戦するところが沢山あったのですが、監督が相談に乗ってくださり安心してミクを演じることができました。
清田みくり コメント
山下監督の作品に参加することは、私の念願でした。今もずっと、夢見心地です。チヅルは、野生児少女で、私自身も振り回されながら撮影しました。でも、彼女の中に灯る清らかな情熱は本当にカッコよくて。陽の光が反射するプールの底の色も、みんなの悩みが渦巻く空気も、あの頃の全部が映画として残り続けることがとても嬉しいです。この役と出会わせてくれた全てに感謝しています。
花岡すみれ コメント
舞台から2年近く経ち、念願の映画化でした。
撮影を振り返ってみて、思い出されるのは、水の張られていないプールの底で、シーンについて言葉通り輪になって話し合った時間です。
この2年の間に自分の中に生まれた新しい考えや解釈、逆に2年経っても変わらなかった想いを大切にしながら演じました。
「水深ゼロメートルから」を映画館で観ていただけること、とても嬉しく思います。
私も公開が楽しみです!
山下敦弘 コメント
女子高生を描くのは2005年公開の「リンダ リンダ リンダ」以来です。
あの頃からだいぶ歳を取ってしまいましたが、おじさんなりに若い脚本家、そして演者たちと日々睨み合い、水のないプールの中で格闘し、一本の映画を作りました。自分の青春はとっくに終わってますが、演じてくれた女の子たちの青春は切り取れたんじゃないかと思います。
是非、完成を楽しみに待っていてください。
中田夢花 コメント
「水深ゼロメートルから」は2019年に徳島市立高校演劇部にて生まれた作品です。全国大会での上演の場をコロナ禍で失った本作を、商業舞台に続き映画という形で沢山の方に届けられる機会を頂けたこと、心より嬉しく思います。山下監督をはじめ、キャストの皆さま、スタッフの皆さまの愛に溢れた新たな「水深ゼロメートルから」をどうかよろしくお願い致します!
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
山下敦弘が「水深ゼロメートルから」映画化、濱尾咲綺や仲吉玲亜ら出演 https://t.co/cj67iH6VXh
山下「自分の青春はとっくに終わってますが、演じてくれた女の子たちの青春は切り取れたんじゃないかと思います」