映画「
綾野は「どこから話したらいいのかというくらい難関な役でしたが、岡聡実の青春の一部になれたことがうれしかったです。狂児は恐ろしいほどの情念を持って『紅』を歌い、お遊びなしで向き合っている。音楽から入っていく役作りは新しくて、潤くんと試行錯誤しながら壮大な曲に向き合ったことが、僕ら2人の関係を強固にしたのかなと思います」とコメント。さらに「『紅』は狂児の人生の一部であり、イントロを聴くとたぎるようなものが生まれると考えました」と話し、「(脚本担当の)
綾野との共演で学んだことを尋ねられた齋藤は「撮影がちょうど1年前だったんですが、芝居経験が少なかったこともあり、お芝居はもちろん、それ以外のことも毎日学ばせていただきました。(聡実と同じく)僕もちょうど当時変声期だったので、映画の中にリアルな聡実が映っていると思います」と回答。また齋藤も参加したオーディションを見ていたという綾野は「潤くんもそうなんですが、緊張感や不安を抱えながら覚えてきたセリフで一生懸命演じる皆さんの姿を見て、ただシンプルに感動しました」と当時を思い起こす。
芳根は「10代で初めて主演した連続ドラマが合唱部員の役だったので、合唱部副顧問の先生役で作品に携われたのがうれしかったです。(学生役の)みんなが本当にかわいくて、撮影中はメロメロでした」と笑みを浮かべた。対する合唱部員役の八木と後はそれぞれ「芳根さんがかわいくて何も入ってこなかったです(笑)。裏では口の開け方や声の出し方をたくさん練習しました」「芳根さんがアドバイスしてくれたり、優しいお声掛けをしてくれて、いろんな面で助けていただきました」と述懐する。
祭林組のヤクザを演じたやべが「劇中で歌う曲を、スタッフや監督の前で歌ったんです。僕が全力でやったところ、監督はワンフレーズで『わかりました、大丈夫です。これ以上曲を聴かなくていいですし、練習しないでいい』と。愛を持って全力で歌っておりますので、リスペクトしかないです」と言うと、同じく組員役の大城は「僕はエンヤが好きなので、それを歌ってほしいのかと思っていたらそっちじゃないんだと」「僕は映画に出るのがほぼ初めてなので、一発かまさないとと思っていたんですが、皆さんの迫力を見て、最初の15秒ぐらいで『あ、ちゃんとしないと』と冷静になりました」と冗談を飛ばして観客を笑わせる。組長役の北村は「みんなかわいかったですよ。合唱部もかわいいし、ヤクザの皆さんもかわいくて。撮影の合間に腰が痛いやらひざが痛いやらと盛り上がりました」とボス役らしい余裕のあるコメントをした。
ワールドプレミアとなった台湾・台北金馬映画祭での上映について振られた山下は「原作が面白いですし、野木さんが脚本を書くということで、自分の意見も言いましたが邪魔はしないようにしようと。僕はキャスティングに一番こだわったと思います。台湾の方はリアクションがよくて、笑ってくれていましたね」とうれしそうに述懐。また、記憶に残る出会いのエピソードを聞かれた綾野は「和山先生が現場に来てくれたのが強烈に残っていて。素直にとてもうれしかったですし、先生が描く世界観が大好きなんです。ヤクザチームが集まってカラオケをするシーンに来てくださって、いいスイッチを入れてくれました。やべさん、チャンスさんの歌を皆さんにも聴いてほしいな」と思い出し笑いをしながら答える。齋藤は「この作品に出会えたのが最近では一番心に残ったことです」「剛さんが僕のことを一人の俳優として信頼してくださったので、その期待に応えたいという思いで毎日現場に通っていました」と真摯に思いを伝えた。
最後に綾野は「俳優人生の中で、初めて青春作品に参加したんだなと体感しました。温かく、優しく、たおやかな映画です。純粋に音楽に向き合って、映画との親和性を改めて表明できた作品だと自負しています。この映画がいろんな音楽を聴くきっかけになり、『紅』の魅力にまた気付いていただけたら」と挨拶し、イベントの幕を閉じた。
「カラオケ行こ!」は、1月12日より全国ロードショー。
映画「カラオケ行こ!」完成披露試写会イベント動画
※記事初出時、人名に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。
映画「カラオケ行こ!」本予告
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