2021年に全国規模の特集上映が行われ、映画ファンの間で話題を呼んだ
本作は西部開拓時代のオレゴン州を舞台に、アメリカンドリームを求めて未開の地にやってきた2人の男の友情を描く物語。料理人のクッキーと中国人移民のキング・ルーは自然と意気投合し、やがてある大胆な計画を思いつく。それは“富の象徴”である牛からミルクを盗み、ドーナツで一攫千金を狙うというものだった。
原作はライカート作品の脚本を多数手がけてきたジョナサン・レイモンドの小説「The Half-Life(原題)」。ライカートとレイモンドが共同で脚本を執筆した。
映画は2020年の第70回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品されたほか、世界中の映画祭で計157部門にノミネートされ、27部門を受賞した。IndieWireによる世界中の批評家が選んだ2020年のベスト映画では、3位にランクイン。「パラサイト 半地下の家族」の監督ポン・ジュノも「私には決してまねのできないものであって、とてつもなく、うらやましい」と、その才能を称賛し、同作を2019年に観たお気に入りの1本として挙げていた。
国内配給は東京テアトルとロングライドが担当。
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わぁついについについにA24北米配給『ファースト・カウ』日本公開決まった…
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