沖縄・那覇市を中心に環太平洋地域にフォーカスした新たな映画祭、Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバルが11月下旬に開催される。
優れた映画の発掘と発信を通じ、沖縄が環太平洋地域において新たな国際文化交流の場となることを目指して設立された本映画祭。同地域の各国・島々で製作された映画作品を対象に、コンペティション形式による優秀作品の選考と上映が行われるほか、特定の島国やエリアの作品に焦点を当てる特集上映「Pacific Island ショーケース」が開催される。国際共同制作を促進する製作者向けのプログラムやワークショップも企画中だ。
エグゼクティブディレクターを務める監督の
コンペティション部門の作品募集は7月10日から8月31日の日本時間24時まで受け付ける。応募要項は映画祭の公式サイトで確認を。
対象地域
日本、アメリカ、インドネシア、エクアドル、エルサルバドル、オーストラリア、カナダ、韓国、カンボジア、北朝鮮、キリバス、グアテマラ、クック諸島、コスタリカ、コロンビア、サモア、シンガポール、ソロモン諸島、タイ、台湾、中国、チリ、ツバル、トンガ、ナウル、ニウエ、ニカラグア、ニュージーランド、パナマ、バヌアツ、パプアニューギニア、パラオ、東ティモール、フィジー、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、ペルー、香港、ホンジュラス、マカオ、マレーシア、マーシャル諸島、ミクロネシア、メキシコ、ロシア連邦(ニューカレドニアなどの太平洋にある海外県・海外領土も対象)
黄インイク コメント
私は2013年からドキュメンタリー映画の製作のために沖縄へ通い始めました。沖縄と出会ったことは、私の人生を変えたターニングポイントだといっても過言ではありません。2016年に沖縄へ移住後は、私の故郷である台湾との文化交流の活発化はもちろんのこと、沖縄を新たな映画製作における国際共同製作の拠点にしたいという夢があり、日々活動しています。
そして、この想いを実現させるべく「環太平洋」という新たな枠組みで、今年より沖縄で新たな国際映画祭を始めることとなりました。
本映画祭は「Cinema at Sea」というテーマのもと、映画祭全体を通じて国や言語を超えて人と人が触れ合い、喜びを共有できるようなイベントにしたいと考えております。国際映画祭という文化・芸術が融合するイベントを通じて、世界中に沖縄をはじめとする環太平洋地区の新たな魅力を届けるだけでなく、沖縄が新たな文化発信拠点となるよう、私も全力を尽くして参ります。
尚玄 コメント
俳優を始めて約20年、これまで様々な海外作品や映画祭に参加させていただきました。今までの経験を活かして、故郷に恩返しできることはないかと模索する中で、国際映画祭の開催は僕の長年の夢でもありました。
琉球王国時代に中継貿易地として栄え、アジアをはじめ周辺諸国と交流していた歴史的背景と文化的多様性、そして観光地として多くの人々を魅了している沖縄は国際映画祭の開催地として理想的ではないかと考えていたからです。
本映画祭が掲げる、沖縄を文化発信基地として環太平洋地域の国々を繋いでいくというコンセプト、映画の上映だけではなく教育や人材育成も視野に入れたプログラムに賛同し、アンバサダーとして参加させていただくこととなりました。
この映画祭が架け橋となり日本映画の国際化の一助となれるように、そして地元の方々や観光客の皆さまにも楽しんでいただける、秋の沖縄の新しい風物詩となるよう僕も精一杯尽力いたします。
東盛あいか コメント
私は映画館が無い小さな島で育ちました。島の外には何でもあると思い憧れ、故郷の豊かさに気づけませんでした。しかし、映画を通して世界を知り、故郷の島を知ろうとするきっかけが生まれました。そして何より、閉鎖的に感じていた島々の可能性を映画は教えてくれました。
私達は繋がれる。私達はこの土地に生きていると発信ができる。「Cinema at Sea」は沖縄を中心に環太平洋へと和を広げ、文化交流と発信を実現させる国際映画祭です。そして沖縄の次世代へ繋げるためにも、地元の方々と一緒に盛り上がれる映画祭として続けていきたいです。
Aika Higashimori @aika_higamo
‼️沖縄で新しい映画祭を始めます‼️
『Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際フィルムフェスティバル』
開催地: 沖縄
作品募集期間: 7/10〜8/31
詳しくは(@Cinema_at_Sea )
私は同映画祭の理事に就任しました。作品のご応募をお待ちしております。
https://t.co/ABAAJvQaRr