ジェームズ・グレイの自伝的作品「アルマゲドン・タイム」、子供時代の無礼さも再現

1

40

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 2 21
  • 17 シェア

アルマゲドン・タイム ある日々の肖像」の監督を務めたジェームズ・グレイのインタビュー動画がYouTubeで公開された。

「アルマゲドン・タイム ある日々の肖像」場面写真

「アルマゲドン・タイム ある日々の肖像」場面写真

大きなサイズで見る(全6件)

1980年代のニューヨークを舞台にした本作。白人の中流家庭に生まれたポールの日常が、クラス一の問題児である黒人生徒ジョニーとともに起こしたささいな悪さをきっかけに、大きく変わっていくさまが描かれる。

本作はグレイの実体験をもとにした自伝的物語。映像で「自信の経験をどれほど忠実に再現している?」という質問に対し、グレイは「できるだけ忠実に自分を描いた」「壁を作るのに疲れたんだ、自分と作品の間にね」と語る。特にリアルなのは、本編冒頭近くの食事シーンであることを明かし、「僕はよく夕食を台無しにしてた」「母が作ったものを食べず、餃子をリクエストしたりね」「よくこう言ってた、“餃子を出せ!”」と苦笑しながら述懐した。

また「80年代と現代の共通点」を問われると「僕は怖くてたまらない」と前置きしつつ、ロナルド・レーガンやドナルド・トランプといった過去の大統領の名を挙げて「この世界は個人崇拝へ向かってる」と現在の社会情勢への懸念も示す。そして最後はポールの祖父アーロンを演じたアンソニー・ホプキンスとのエピソードとして「アンソニーとよく話したのは人生がいかにはかないものかということだ。最期の瞬間にアーロンがどうなるのか、息を引き取る時どのように愛を表現するのか」と撮影中の会話を振り返っている。

「アルマゲドン・タイム ある日々の肖像」は、5月12日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。ポールの父アーヴィングをジェレミー・ストロング、母エスターをアン・ハサウェイ、ポールをバンクス・レペタ、兄テッドをライアン・セルが演じた。

この記事の画像・動画(全6件)

(c)2022 Focus Features, LLC.

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

ジェームズ・グレイの自伝的作品「アルマゲドン・タイム」、子供時代の無礼さも再現(動画あり)
https://t.co/yVe1KmjLWo

#アルマゲドン・タイム #ジェームズ・グレイ https://t.co/E1RXP7uCfT

コメントを読む(1件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 アルマゲドン・タイム ある日々の肖像 / ジェームズ・グレイ / アンソニー・ホプキンス の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。