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原泰久のマンガを実写化した本作では、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く少年・信と、中華統一を目指す嬴政(えいせい)の姿が描かれる。山崎が信、吉沢が嬴政を演じたほか、羌瘣(きょうかい)役の清野、王騎(おうき)役の大沢らがキャストに名を連ねた。
本日15時時点で、興行収入57.3億円を記録した前作「キングダム」の対比141%の動員数で封切りを迎えた「キングダム2 遥かなる大地へ」。ロケットスタートを切った本作の魅力について、山崎は「熱量が一つの魅力かなと思います。信はまっすぐストレートに物事を伝えたり、行動で示していく男。僕自身、演じていて『こうなりたいな』と思う部分がいっぱいあった。普段照れくさくて言えないこともちゃんと言うので、信の言葉に励まされる方も多いと思います。彼の言葉をスクリーンを通して伝えられることをうれしく思います」と述べる。
嬴政を演じるうえで意識したポイントを尋ねられた吉沢は「やっぱり椅子の座り方。どうやったら座っているだけで王様っぽく見えるのかを意識しました。劇中ではけっこう腕を組んでいるんですが、(腕回りの衣装を)バサッとやる動きもしていて。現場でなんとなくやってみたら『これ、いいかもな』と思ってやっていたんです。でも完成した作品を観たら次のシーンでも同じバサッとをやってて、味しめちゃってる感が出ててちょっと恥ずかしい気持ちになりましたね」と照れ笑いを浮かべる。山崎は「かっこよかった! 王のオーラが座ってるだけで出ていた」と太鼓判を押した。
また撮影の半年前からアクションの修行をしたと言う山崎は「前作では1対1の戦いが多かったんですが、今回は“1対多勢”のアクションが多かった。馬に乗ったり、伍を組んだり、戦い方の種類が違う。馬上戦に向けた修行もしましたね」とコメント。清野は「羌瘣はすごく強いキャラクターで、立っているときもなるべく無駄な動きをしないように強く見せようと意識しました。アクションを速く見せるために、動き出しのモーションに変化を付けたりしました」と撮影を振り返る。
山崎は「信は力強いアクションですが、羌瘣はやわらかくしなやかに、舞うように戦う。それが美しくてかっこよかったです!」と絶賛し、大沢は「山崎くんも清野さんもスタントなしで体当たりでアクションをやっていて、これほど動ける俳優さんがいるんだと毎日衝撃的でした」と称賛の言葉を送った。
一方、「キャストの皆さんの表情がよかった」と話す佐藤は「原作でもそうですが、極めつけのシーンでものすごくいい表情が出てくるんです。ある場面で忘れられない表情をされる方がいて、それを僕らはカメラに収める。まだCGも入っていない編集段階の映像を観て感動してしまいました」と制作を回顧した。
イベントでは、登壇者へ「今の夢はなんですか」という質問が投げかけられた。山崎は「たくさんの人に『キングダム2』を観ていただきたい。そして、続編を届けたい! 前作の舞台挨拶で(夢は)『天下の大将軍』と書いたんですが、まだなれていないので、天下の大将軍になるまで続けたいです!」と思いを込める。吉沢は「素晴らしい作品をともに作ったキャスト・スタッフの皆さんと、お酒でも飲みながらわいわいできる世の中になってくれるのが夢です」と答え、清野は「全国民に観ていただき、海外にも届いたらうれしい!」と頬をゆるませた。
「キングダム2 遥かなる大地へ」は全国で公開中。
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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