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原泰久のマンガを実写化した本作では、中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になるという夢を抱く少年・信と、中華統一を目指す嬴政(えいせい)の姿が描かれる。山崎が信、清野が羌瘣(きょうかい)、真壁が沛浪(はいろう)を演じた。
公式サイトに集まった質問に登壇陣が答えた本イベント。信が親友・漂との約束を原動力にしていることにちなんだ「皆さんの原動力は?」という問いには、山崎が「もともと原作が好きで、この作品を映像化できたらうれしいなと思っていました。『やりたい』と1人で思っていたところから、(今は)みんなで夢を追っかけている。みんなで見ている夢なんだと思うとがんばれる瞬間がありました」と感慨深げに回答。清野は「賢人くんと、賢人くん演じる信です。体力が必要な役で大変だったと思うんですが、毎日大きな声で引っ張ってくれて、いつも明るくて笑顔で……。毎日闘いながら、もっとがんばろうという気持ちにさせてもらえた。本当にありがとうという気持ちです」と述べた。
真壁は「俺はプロレスラー。この作品に呼ばれて、『プロレスラーは駄目だな』と思われたくなかったんです。せめて真壁刀義だけでも駄目じゃないと見せたかった。そうそうたる顔ぶれで一瞬飲まれそうになったけど、引いてはいけないと自分を出しました!」と心境を吐露。MCから「本作における自己採点は?」と尋ねられると、「100%!」と力強く宣言。しかしそのあと「監督、それでいいですよね?」と佐藤におずおずと確認し、佐藤からは「いいと思います」とお墨付きをもらっていた。
「大変だったこと、努力したことは?」という質問も。早い段階から準備をしていたという山崎はアクションや乗馬の練習をこなしたうえで「強く優しくたくましくなった信を演じようと意識しました」と言い、清野は「羌瘣はすごく強くて人間離れした動きをするキャラクター。原作ファンの方々に納得してもらえる動きをどうしたら作れるのか、アクションチームとずっと模索していました。チームの皆さんが動きを教えてくれるんですが、やはり見ただけではできなくて。電子レンジを使っているような間も、腰を8の字に動かしたり首を動かしたりして体に焼き付けました」と地道な努力を明かした。
佐藤は2人について「山崎さんは力いっぱい動く素早さが前回より増していましたね。(練習しても)乗馬ができなかったときのパターンも考えていたんですが、見事に乗れるようになって。清野さんはもともとアクションができる想定でしたが、アクションチームの一員になっていました(笑)。本当にすごい動きでした」と語り、賛辞を送る。
真壁にも話が振られると「俺は運動神経いいに決まってんだろ!」と笑顔で吠えつつ、「坂道をブワーッと駆け上がるシーンがあって、清野さんは俺の真後ろにぴたりとくっ付いていて息も切れてなかった。俺が先に息が切れたよ。甘く見んなよ、この人本当にすげえからな!」と驚きをもって振り返る。また「信も本当にすげえよ」と続けると、清野も「信が速すぎて『ちょっと待って』と言いたくなりました」と同意。山崎が「自分はこの世で一番足が速いんだぞと思って走っていました。加速しなければいけないシーンでは、限界突破もできましたね。マインド次第だなと思いました」と述懐すると、真壁は「何かの合宿に来たのかと思ったよ」と大変な撮影を振り返った。
「キングダム2 遥かなる大地へ」は全国で公開中。封切りから7月24日までの10日間で観客動員155万人、興行収入22億7000万円を記録した。2週連続で動員ランキング1位を獲得している。
※山崎賢人の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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はっち @lb1csurcgROmw8m
なんかの合宿かと思った 🤣🤣 https://t.co/KCkvGnzJ7W