「風都探偵」イベント、細谷佳正・内山昂輝・関根明良が松岡充のサプライズに驚き

アニメ「風都探偵」の配信記念イベント「『風都探偵』ザ・ファーストケース」が5月3日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、左翔太郎役の細谷佳正、フィリップ役の内山昂輝、謎の美女ときめ役の関根明良らが登壇した。

特撮ドラマ「仮面ライダーW（ダブル）」のその後を描くマンガ「風都探偵」をもとにした本作。イベント冒頭では会場が暗転し、仮面ライダーW サイクロンジョーカーをはじめとするハーフチェンジ9形態がそろい踏みでスタイリッシュな演舞を披露した。そして「仮面ライダーW」でリリィ白銀を演じた長澤奈央がMCとして登壇者を呼び込み、さらに本作のキービジュアルと配信開始日時がスクリーンに映し出されるとイベントは大盛り上がり。続けて主題歌の作曲を吉川晃司、作詞・ボーカルを松岡充が担当したことが発表され、「仮面ライダーW」と関係の深い2人だけに会場からは「おおー！」という驚きの声が響いた。

第1話の上映後、再びステージに登壇したキャスト陣はトークを展開。内山は「探偵としてのミステリーの要素や、ときめみたいな謎の多いキャラクターがいて、謎が謎を呼ぶ展開がとても魅力的ですね」と原作の面白さに触れ、役作りについては「実写（『仮面ライダーW』）、マンガとすでに多くのファンの方々がいる中で演じる難しさはありました。特に実写では菅田将輝さんの魅力が存分に発揮されたフィリップだったので、そこに合わせていくのではなくフィリップそのもののキャラクターの魅力を自分なりに考えて取り組むようにしました」と振り返る。関根は「ミステリアスってなんだって悩みました。でも監督から『関根さんがときめでよかったです』と言っていただいたことが自信になりました。悩む姿もまたミステリアスなんだということで（笑）」と語った。

最後に細谷が「この作品に関われてずっと楽しかったんですよ。『風都探偵』の『風』からイメージされるような軽やかな雰囲気と、演者が楽しんでやっているエネルギーが観てくれる人たちに伝わっていくだろうと。かっこいいな、面白いな、だけじゃなくて楽しい気持ちになってもらえると思います。その『楽しさ』のエネルギーをたくさんの人たちと共有できたらうれしいです」と締めくくったところで、「あのーすみません。こちらで『風都探偵』の声優オーディションをやっていると聞いたんですが」と謎の男性が登場。観客からどよめきの声が上がる中、主題歌を歌う松岡がサプライズで登場した。

松岡は「主題歌を務めることは僕の本望でした。しかも尊敬するアーティスト吉川晃司さんとコラボレーションができるなんて。『風都探偵』を通じて、皆さんにいろんな世界に出会っていただければうれしいです」と熱いメッセージを送り、イベントの幕を引いた。なおイベント中盤には本作の脚本家・三条陸、監督・椛島洋介、小学館の編集者・有井大志も登壇し、「風都探偵」の企画の誕生秘話やマンガ化に込めた思いなどを語った。YouTubeではイベント冒頭のアーカイブ映像が公開中だ。

アニメ「風都探偵」は8月1日0時から動画配信サービス・U-NEXTで独占配信され、毎週月曜に最新話が更新。さらに8月8日より毎週月曜22時からTOKYO MXで放送される。

※記事初出時、内容の一部に誤りがありました。お詫びして訂正します