岸井ゆきの出演、三宅唱監督「ケイコ 目を澄ませて」ベルリン国際映画祭へ正式出品

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岸井ゆきの三浦友和の共演作「ケイコ 目を澄ませて」が、第72回ベルリン国際映画祭のエンカウンターズ部門へ正式出品されることが決定。岸井、三浦、監督の三宅唱のコメントが到着した。

「ケイコ 目を澄ませて」

「ケイコ 目を澄ませて」

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耳が聞こえない元プロボクサー・小笠原恵子の自伝を原案とする本作は、生まれつきの聴覚障害と付き合いながらプロボクサーとなった主人公・小河ケイコの姿を描く物語。ケイコを岸井、次第に視力を失いつつもケイコに根気強く指導するトレーナー・笹木克己を三浦が演じた。

岸井は「映画が好きで、すがりついて、幾度となく救われてきました。その舞台に俳優として立てるということ、言葉では言い表せない熱いものがあります」「海を越えて言語を超えて、皆様に届きますように」とコメント。三浦は「我が子の旅立ちを誇らしく送り出します。より大きく育って皆さんに見て頂けるよう願っています」、三宅は「多くの方が、最高に素晴らしい役者たちに出会い、驚く日が楽しみです」とつづっている。

「ケイコ 目を澄ませて」は2022年に全国公開。キャストには三浦誠己松浦慎一郎佐藤緋美渡辺真起子中村優子中島ひろ子仙道敦子も名を連ねている。

岸井ゆきの コメント

「ケイコ 目を澄ませて」がベルリン国際映画祭のエンカウンターズ部門に選出されました。
映画が好きで、すがりついて、幾度となく救われてきました。その舞台に俳優として立てるということ、言葉では言い表せない熱いものがあります。ひとまず、嬉しくて嬉しくて溢れんばかりの感謝となみだ。
海を越えて言語を超えて、皆様に届きますように。

三浦友和 コメント

小さな作品がベルリンに旅します。
監督とスタッフ、出演者。我が子の旅立ちを誇らしく送り出します。
より大きく育って皆さんに見て頂けるよう願っています。

三宅唱 コメント

国際映画祭とは、普段は異なる環境や言語で生きる人々がともに、スクリーンに映るもう一つの宇宙をはじめてみつめる、出会いや遭遇の場でもあると受け止めています。本作は製作中からたくさんの新たな出会いに恵まれました。このたび初上映となる機会に冠された「エンカウンター」という言葉に、良い縁を感じています。多くの方が、最高に素晴らしい役者たちに出会い、驚く日が楽しみです。

カルロ・シャトリアン(ベルリン国際映画祭アーティスティック・ディレクター)コメント

三宅唱監督の新作映画は、無駄なものを削ぎ、私たちの社会の中心に横たわる何か、つまりすべての人が限界を超えてでも自分を表現できる可能性を描いた映画だと感じます。主人公・ケイコの強さと、彼女の演技の緻密さに心を動かされ、田舎ではなく都会でもない、輪郭がぼやけ始める町を舞台に繰り広げられる人間の生活や、ドラマの語り口に強く訴え掛けられ、驚かされました。

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(c)2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS

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