「セーラー服と機関銃」「台風クラブ」「お引越し」などの監督として知られながら、2001年に53歳の若さでこの世を去った相米。没後20年の節目に当たる2021年は各地で特集上映が開催され、監督作のリマスターDVDが発売されるなど、改めてその才能に注目が集まっている。
1990年に公開された「東京上空いらっしゃいませ」は、若くして交通事故で死んでしまった化粧品会社のキャンペーンガール・ユウが、天国に行くのを嫌がり地上に舞い戻って生を謳歌するファンタジー。本作で映画デビューを果たした
発売にあたり、牧瀬は相米との仕事を「色々な噂がある恐ろしい監督! お芝居経験値の少ない私には本当に辛かった!!(笑) 30年以上経った今でもあの辛さを越える仕事や出来事はないですね~。もしまた今、相米慎二監督に会えたら監督は私になんて話してくれるのかな。優しいおじいちゃん監督になっていたりして」と回想。さらに「出来上がった作品を観てやってよかったなと思ったのも事実です。17歳の夏の一瞬を役を通して見せてくれた、『東京上空いらっしゃいませ』ぜひ、多くの方にご覧いただけますと嬉しいです」と語っている。中井と鶴瓶によるコメントは下記の通り。
「東京上空いらっしゃいませ」のBlu-rayは税込4180円で発売。
牧瀬里穂 コメント
「東京上空いらっしゃいませ」を撮影してから、もう30年以上が経ちます。
当時、17歳だった私はそれまでCM等でお芝居らしきことを経験していましたが、この映画で初めてお芝居というものに触れた感じでした。2時間近い映画の中で、また2ヶ月近くの撮影期間中、同じ役でい続ける難しさを知り、また楽しさも知りました。
そして、監督は相米慎二という長回しと何度も何度もテストを繰り返し行われる。その1日は一回も本番を回さなかった…他にも色々な噂がある恐ろしい監督! お芝居経験値の少ない私には本当に辛かった!!(笑)
30年以上経った今でもあの辛さを越える仕事や出来事はないですね~。もしまた今、相米慎二監督に会えたら監督は私になんて話してくれるのかな。優しいおじいちゃん監督になっていたりして。(笑)
出来上がった作品を観てやってよかったなと思ったのも事実です。17歳の夏の一瞬を役を通して見せてくれた、「東京上空いらっしゃいませ」ぜひ、多くの方にご覧いただけますと嬉しいです。
中井貴一 コメント
向こうの世界で、もう成人式を迎えられるんですね──。
「東京上空いらっしゃいませ」から、30年以上。本当に、あの撮影の日々が、昨日の事の様に、思い出されます。あの頃、公私に渡り、お話した事、今も、心の金庫に大切に仕舞ってあります。そして、その言葉を具現化しようと、もがいてもおります。
相米イズム。どんなウイルスより遥かに強く、未だに、我々の心に蔓延り、映画とは、と語りかけてくる。
答えは出ないかもしれないけど、どんな生き方にも間違いは無しと信じ、ここからも、粋を目指して参ります。其方でお会いした時、オモロい報告が出来る様に…
笑福亭鶴瓶 コメント
東京上空いらっしゃいませ。
あの時なぜこの仕事が来たのかも全く覚えていない
只、貴一っあんとちがうドラマで出会い次の仕事の話を
していた時、東京上空の話になり
貴一っあんがやるならやりたいとなった。
そして相米慎二と出会い、それから沢山の人と
今も映画で繋がっている。
その後の相米さんの映画には全て出演させてもらった
段々役が小さくなり最後はカエルの声になった。
それでも一緒に映画を作るおもしろさを教えてもらった。
出会いは感動 出会いは必然
出会わせてくれた相米慎二に感謝する
笑福亭鶴瓶 拝
たんとん(ゲオルゲサックスビー) @arakumamag38
相米慎二「東京上空いらっしゃいませ」初BD化、牧瀬里穂や中井貴一のコメント到着 #SmartNews
当時「パペポTV」で鶴瓶さんが上岡さんに熱く語ってたの思い出す https://t.co/hrEUZ1MAZU