17歳でジャンプ小説大賞を受賞し、数多くの作品を手がけてきた小説家・
目が大きく腫れ上がった姿のシライサンだが当初は顔を隠し、目を出していないビジュアルだったそう。安達は「制作を進めるうちに“見る”ということが重要な話なので、幽霊の目を強調すべきではないか、ということになったんです」と現在の風貌に至った経緯を明かす。シライサンの動きについて黒沢清監督作「回路」を参考にしたという安達は「ハイスピード撮影をして、少しゆらーっとするような、普通の速度じゃない感じになるように気を付けました」とこだわりを語った。また「みんなを嫌な気持ちにしてやろうと思って作っていました。後味が悪いものが好きなので」と撮影を振り返る。
映画の撮影後、乙一として小説「シライサン」の執筆に取り掛かった安達。「大もとは同じですが、出力のチャンネルが違います。小説は心の中の描写をメインに、映画よりも論理的に細部まで書かなければいけません」と述べ、「映画は外側から見て、心の中を想像させるようにします。映画だと時間軸があるので、論理的というよりも感覚で物事を描いていけるような印象がありますね」と言及した。
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金子雅和 Masakazu KANEKO @kinoneFilm
『リング・ワンダリング』ロケの1年前に撮影を担当させて頂いた映画『シライサン』(監督:乙一/主演:飯豊まりえ)の二次利用担当者にちょっとお会いしたら「めちゃくちゃ売れてますよ」と。『リン・ワン』も頑張ろう。
飯豊さん左後ろのパパラッチみたいなのが自分。
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