ここにいるぞ！「ハウス・ジャック・ビルト」本編映像で殺人鬼が叫ぶ

全国ロードショー中の「ハウス・ジャック・ビルト」より、本編の一部がYouTubeで公開された。

ラース・フォン・トリアーがメガホンを取った本作。マット・ディロン扮するアートを創作するかのように殺人に没頭する男ジャックが、“ジャックの家”を建てるまでの12年間が描かれる。

本編映像に切り取られたのは、ライリー・キーオ演じるジャクリーンが、ジャックが殺人鬼“ミスター洗練”であることに気付くシーン。ジャクリーンが「叫びたいなら、今叫ぶことだ」とジャックに促されて悲鳴を上げるさまや、「ここに殺人鬼がいるぞ！」と絶叫するジャックの姿が収められた。

ディロンは“ヴァイオレンスであるとともに、ジャクリーンにとって屈辱的でもある”と同シーンを捉えていたそうで、「準備している段階で僕は、演じられないと思った。それをラースに相談したら『ただ僕を信じて』と言われた。だから僕は彼を信じたし、この素材を信じた。この経験は俳優としてこれまで行ったことがない場所に僕を導くと思った」と回想する。そして彼はキーオについては「とても優れた女優で、彼女もラースを信頼していたし、この映画のことをよく理解していたことが助けになったよ」と賛辞を贈った。

※「ハウス・ジャック・ビルト」はR18+指定作品