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本作は柏葉幸子による児童文学「地下室からのふしぎな旅」をもとに、自分に自信のない少女・アカネが異世界で冒険を繰り広げるファンタジー。アカネに声を当てた松岡は、原がメガホンを取った実写映画「はじまりのみち」に出演した。今回はアニメーションでのタッグということで「監督の主戦場となるアニメーションで初めてご一緒できました。実写映画のときは言葉少なでしたが、今回は1行ずつご指導賜りまして。私も普段は声のお仕事をしているわけではないので、安心して務めることができました」と喜びと感謝をあらわにする。
アカネと一緒に冒険に出る叔母・チィ役の杏は「こういった冒険に出る物語で“保護者付き”というのは珍しい。親でも姉妹でも友達でもなく、アカネから慕われているわけでもなくて。なんとも言えない素敵な関係性があります」とキャラクターの魅力に言及。大錬金術師ヒポクラテス役の市村は「こういう役と出会えたから、ここまで長く生きてきてよかったなあと思った」としみじみ述べ、ヒポクラテスの弟子である小人ピポ役の東山は「一度は原監督のアニメ作品に出てみたいという気持ちがあったので光栄でした」と感激を伝える。
「色が失われていく世界から色を取り戻す」というストーリーにちなみ、舞台挨拶では松岡のモノトーンのドレスが一瞬でカラフルなドレスに変わるイリュージョンの演出も。松岡は「失敗したらどうしようかと思った……色を取り戻しました!」と言ってドレスの裾をひらめかせ、観客を魅了した。さらにアカネたちが“なくしてしまった宝物”を見つける大冒険に繰り出すことから、登壇者たちは「なくしたくなかったけど、なくしてしまった宝物」をフリップに書いて発表。しかし松岡は“なくしてしまったもの”と間違えて「にがてな食べもの」と回答してしまい、恐縮しながらも開き直って「昔は偏食だったけど、今はなんでも食べられます!」と笑顔をふりまいた。
会場に集まった観客を前に、原は「映画を作るときはいつもお客さんとの真剣勝負だと思っています。今日はここに自信を持って立っています。皆さんを素敵な旅にいざなえる自信があります」と胸を張る。また「毎回いろいろな挑戦を自分に課しているけど、この作品はとにかく楽しんでもらうための大サービスを真剣にしたつもりです。観る前と観たあとでちょっと心が変わる、そういう映画になったと思います」と語りかける。
そして最後にコメントを求められた松岡は「泣けて泣けてどうしようもないシーンがありました」と打ち明け、「大人になってから悲しかったり悔しかったりして泣くことはあっても、この種類の涙を私はいつから流してないんだろう?という涙を流しました。生まれ変わって明日を迎えられるような素晴らしいシーンで、原監督の温かさやきれいな心をお受け取りになるかと思います」と劇中随一の見どころを力説した。
「バースデー・ワンダーランド」は4月26日より全国公開。
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