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松崎洋の同名小説を古澤健が実写化した本作は、バスケ部強豪校のエースでありながら、いじめに遭い自主退学した田所陽一を主人公とする青春スポーツ映画。志尊が転校先の多田野高校で弱小バスケ部に入部する陽一を演じ、竹内は大学バスケット界の人気選手・佐藤準役で友情出演した。
同時期にそれぞれ「烈車戦隊トッキュウジャー」「仮面ライダードライブ」の主演を務め、3度目の共演となった志尊と竹内。今回の現場を志尊は「先輩と後輩の役柄になって不思議だった。お互い、5年前くらいから知ってますから」と振り返る。本作には「仮面ライダーウィザード」の戸塚純貴や「仮面ライダーゴースト」の西銘駿、そして「天装戦隊ゴセイジャー」の千葉雄大も出演していることから、2人は「でも『T校』もヒーローいっぱい出てるもんね」「5人くらいいる。ある種ヒーロー映画みたいになってる(笑)」と笑い合った。
“じゅんじゅん”、“涼くん”と呼び合っている2人。お互いの印象を聞かれた竹内は「じゅんじゅんは容姿がかわいいけど、男らしいんです。このギャップはずるいと思う。中性的な役も多い中で、垣間見える男らしさにドキドキするのよ。“ペットのやつ”とか、エロいなーと思って観てた」と、志尊の出演ドラマ「きみはペット」を挙げて絶賛。「帝一の國」の共演者から同作についていじられたという志尊が「(野村)周平くんがLINEに僕のキスシーンまとめみたいなYouTube動画を貼り付けて、みんなが『淳がこんなことしてる』『うらやましい』とか書き合ってて……」と告白すると、竹内は「けっこう観たよ、俺。あれはね、よかった」と噛みしめる。志尊は自身の男らしさを意識したことがないそうで「役で皆さんにイメージしていただく姿が(本来の自分と)違うだけ」とあっさり話すが、それを聞いた竹内は「それがエッチなんですよね。エロいんですよ」と志尊の肩に手を置いた。
一方の竹内の印象について志尊は、戦隊・ライダー撮影時期に東映撮影所の近くで初対面したことを振り返り「初めて会ったときはお互い敬語で、好青年だなと思っていたんです。でも『帝一の國』の途中くらいから、“解放”された涼真くんが面白くて(笑)」と回想した。
このイベントには、部活のユニフォーム姿に身を包んだファン150人が招待された。竹内は、剣道着を着ている女性に対して「夏場とか、けっこう(面が)臭くなるの?」と率直に質問して笑いを起こす。さらにバスケ部の高校生たちを見た竹内は「バッシュ、臭くなるでしょ?」と重ねる。志尊が「なんで臭いが気になるの!?」とツッコむと、「俺サッカーやってたから、すね当てが臭くなってさ……」と笑った。
子供の頃からサッカーに打ち込み、東京ヴェルディユースに所属するほどだった竹内。学校の部活には所属したことがないため「チア部の子が応援しに来るとか、マネージャーがいることに憧れましたね」と明かす。8年間の野球経験を持つ志尊は、女子に応援された思い出を聞かれると「まったくないです。僕は見た目を気にするよりキャッチャーとしてがんばりたい気持ちが強かった。73kgくらいあって、めっちゃウエイト(トレーニング)とかやってたからね。身長も今より10cmくらい低いし……もう、“ドカベン”です」と笑いを誘った。
最後に志尊は「この作品は青春時代を思い出せるような、『逃げてもいいんだぞ』『前を向いて仲間とともに上を目指していこう』という映画になっています」とファンに映画をアピールし、イベントを締めくくった。
「走れ!T校バスケット部」は11月3日より全国でロードショー。
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