想田和弘が「ザ・ビッグハウス」の制作過程つづった書籍発売

想田和弘の書籍「THE BIG HOUSE アメリカを撮る」が、明日5月30日に発売される。

事前のリサーチやテーマ設定などをせずにカメラを回し、ナレーションや説明テロップ、音楽を原則として使用しない“観察映画”を制作し続けてきた想田。最新作「ザ・ビッグハウス」では、収容人数10万人以上を誇るアメリカンフットボールスタジアムに集う人々へカメラを向ける。

この書籍は、想田が「ザ・ビッグハウス」の制作過程をつづったもの。アメリカでの映画作りや個性豊かな地方都市での暮らし、大学生との共同作業などが語られる。ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの大統領選挙戦でアメリカ全土が加熱した2016年秋に撮影したため、「トランプのアメリカ」と題された章も。

「ザ・ビッグハウス」は6月9日から東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。