細田守がカンヌ「未来のミライ」2度目の上映で感無量、上白石萌歌「胸がいっぱい」

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第71回カンヌ国際映画祭の監督週間に選出されている「未来のミライ」。その2度目の公式上映がフランス現地時間5月16日に行われれ、監督の細田守とキャストの上白石萌歌が登壇した。

左から細田守、上白石萌歌。

左から細田守、上白石萌歌。

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「未来のミライ」海外版ポスタービジュアル

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「未来のミライ」は、4歳の男児くんちゃんと未来からやってきた妹ミライちゃんという不思議な“きょうだい”の物語を描く長編アニメーション。上白石がくんちゃんに声を当てたほか、黒木華、星野源、麻生久美子、吉原光夫、宮崎美子、役所広司、福山雅治が出演した。

中央左から細田守、上白石萌歌。

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16日15時から行われた2度目の上映は、1度目を上回る大盛況。入場規制がかかり、850人を収容できる会場に100名以上の観客が入れないという事態となった。映画本編が終わりエンドロールが始まると、スタンディングオベーションが。エンドロール終了後も拍手は鳴りやまず、細田は涙目になりながら観客に向かって何度もお辞儀をした。

感無量の様子の細田は「これからこの作品がいろいろな場所で公開され、さまざまな人と出会い、多くのお客さんたちと関係を築いていってくれたらいいなと思います」とコメント。「日本の片隅の小さな家族の話ですが、日本から遠く離れた場所でも、同じような思いを感じたり、自分の家族を思い出したりしながら映画を観てくださったのかと思うと感慨深いです。映画を通して手を取り合ったような気持ちになりました。初めてカンヌに来て、その懐の深さ、器の大きさみたいなものを感じ、招待いただいたことを改めて光栄に思います。日本のお客さんにも期待して待っていてほしいです」と続ける。

また、上白石は「今の気持ちを一言でいうと、胸がいっぱいです。隣にいた監督が上映後にとてもいい表情をされていたことが、本当にうれしかったです」と述懐。「自分が携わった大好きな作品がたくさんの拍手をいただけたことが幸せです。自信を持って日本の皆さんにもオススメできる作品になっています」と本作に太鼓判を押した。

「未来のミライ」は7月20日より全国ロードショー。なお本作はアヌシー国際アニメーション映画祭2018の長編部門コンペティションにも選出されており、細田は同映画祭へも参加する。

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(c)2018 スタジオ地図

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