「十年 Ten Years Japan」は
家族の個人データをデジタル遺産として受け継いだ人々を描く「DATA」で主人公・舞花を演じるのは
杉咲は「優しい空気の流れる津野組はとても居心地が良く、とても幸せな時間でした」と撮影を回想。太賀は「『美しい国』の脚本を読んだ時、途方もなく突き放された気持ちになりました。それは主人公と同じような、自分自身の無自覚さへの失望でした。出演を即決しました」と述べている。國村、川口、池脇のコメントは下記にて確認を。
「十年 Ten Years Japan」は東京・テアトル新宿ほか全国にて順次公開。
杉咲花 コメント
記憶のなかにあるもの、自分だけが目にしたものは、その他のどんなものにも変えがたいかけがえのない宝物で、たったひとつの秘密で。
それを誰かに教えてみたり、逆に知ったり、信じたりしながら生きてゆく私たちの命は、とても尊いものなのだな、と改めてこの「DATA」という作品に思わせていただきました。
確かに存在したはずの小さな光にいつまでも目を向け続ける、舞花のピュアでまっすぐな人柄にとても魅力を感じました。
優しい空気の流れる津野組はとても居心地が良く、とても幸せな時間でした。
國村隼 コメント
10年後の母国を想う……。現在、アジアそれぞれの国で起こっている様々な問題や出来事、自然の事象。
それらを踏まえて激動する東アジア各国の10年後を見据え、これを映画で描きだしていく。このアイデアにとても興味を持ち、共感も出来ました。
またその作品群の先鞭をつけたのが、僕のキャリアにとても縁の深い香港だという事も参加への大きな後押しとなりました。
この企画に関わった国々がお互いに共感したり影響しあったりして、そこからまた何かが生まれるだろうと、それもまた楽しみにしています。
太賀 コメント
「美しい国」の脚本を読んだ時、途方もなく突き放された気持ちになりました。それは主人公と同じような、自分自身の無自覚さへの失望でした。出演を即決しました。
近い将来がどうなってしまうのか、映画でさえ必要とされているのかもわかりませんが、変わりゆく日本でこうした作品がいま産み落とされる事にとても意義を感じます。石川組に参加出来た事を誇りに思います。
川口覚 コメント
人間は、自分以外の人の本当の心の中を一生知らずに死んでいくものなのかもしれない。
そんな事を感じながら、今、この時代に生きる者として、10年後というテーマを掲げた映画に俳優として携われた事にとても感謝しています。
早川監督はじめスタッフの皆様と、素敵な共演者の方々と「PLAN75」のテーマを切実に受け取り、撮影に臨みました。
ぜひ沢山の方にご覧いただきたいです。
池脇千鶴 コメント
どんなプロジェクトであろうと、本が面白ければ参加したいと常々思っております。
「その空気は見えない」も、とても短いお話ゆえに、想像をかきたてられる本だったので、面白そう、やってみようと思いました。
撮影期間は短かったですが、もっとじっくりやりたかったと思わせてくれる現場でした。監督のことも、スタッフのみなさんのことももっと知りたかった。その儚さも短編の良いところでしょうかね。わくわくする現場をありがとうございました。
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- 「十年 Ten Years Japan」公式サイト
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
太賀「『美しい国』の脚本を読んだ時、途方もなく突き放された気持ちになりました。それは主人公と同じような、自分自身の無自覚さへの失望でした」/是枝裕和プロデュース「十年」杉咲花、太賀ら主演5人発表、2018年秋に公開 - 映画ナタリー https://t.co/GKiYLEhAC8