本作は、2015年8月にオランダ・アムステルダムからフランス・パリへ向かう特急列車タリスで起きたテロ事件を題材とする物語。武装したイスラム過激派の男に立ち向かったアメリカ人旅行者、
サドラー、ストーン、スカラトスがジェフリー・E・スターンとともに著したノンフィクション「15時17分、パリ行き」がもとになっている本作。サドラーは映画化までの経緯を振り返り「スペンサーが『いったい誰が電話をしてきたと思う?』と連絡をくれた。『誰なんだい?』と尋ねたら『クリント・イーストウッドだよ! 僕たちの本を読んで、映画を作ることに興味を持っている』と言うんだ。これ以上に最高なことはないって感じだったけど、そのあと『自分たち自身を演じてほしい』と言われたときはさらに驚いたよ」と語る。
ストーンは撮影を回想し「僕の人生で最高に楽しい2カ月だった。自分自身についてもっと多くを知ったように感じられたんだ。それに、自分の中にある不安と向き合うことができた」と述懐。サドラーは「僕たちが3人の普通の男たちであると観客に伝わることを期待している。特別なものを持っているのは僕らだけじゃない。人々が、僕ら全員もしくは誰か1人に自分を重ねてくれるといいな」と話した。
「出演が決まる前、誰に自分たちを演じてほしいと思っていたか」という質問に、スカラトスはザック・エフロン、ストーンはクリス・ヘムズワース、サドラーはマイケル・B・ジョーダンと回答。スカラトスは今後の展望について「この2年間はローラーコースターのようだった。次に自分たちが何をするべきかわからなかったし、想像することもできなかった。だから僕らは1日1日を確実にこなそうとしている。でも、演技にトライすることは間違いないだろうね」と打ち明ける。そしてストーンは「クリントから何かを学んだとしたら、その瞬間をただ生きることだ。ただ自分の目の前にあることに、全力で集中するんだ」と述べた。
「15時17分、パリ行き」は3月1日より東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー。なおサドラー、ストーン、スカラトスが故郷の米カリフォルニア州サクラメントで本作の舞台挨拶に立つ様子などを収録した特別映像が、YouTubeにて公開中だ。
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- 「15時17分、パリ行き」公式サイト
- 「15時17分、パリ行き」特別映像2
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