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2015年8月にオランダ・アムステルダムからフランス・パリへ向かう特急列車タリスで起きたテロ事件を題材とする本作。イスラム過激派の男に立ち向かったアメリカ人旅行者、
アメリカのテレビ局スパイクが主催した2016年のイベントでストーンたちに“英雄賞”を贈ったイーストウッド。彼らが自分たちの体験を本にすると知ったイーストウッドは「完成したら私にも読ませてほしい」と伝えた。その後届いた本を読んだイーストウッドは、米サクラメント出身の幼なじみ3人の姿に魅せられ映画化を決意したという。
イーストウッドはストーンたちだけではなく、タリスの職員や事件の第一対応者、現場となった12号車の乗客たちからも綿密なリサーチを行った。俳優のオーディションを進めながらも、当事者たちが本人を演じるべきだとイーストウッドが判断した結果、ストーンたちだけではなく多くの当事者がカメラの前に立つことに。
鉄道会社の全面協力のもと、撮影は運行するタリス内や実際の事件現場で行われた。イーストウッドは「窮屈な場所での撮影を成功させるために費やしたエネルギーは、映画の中にちゃんと存在しているはずだ。フィルムは再装填する余分な時間がかかるから、デジタルで撮影する必要があった。私はその時間も惜しかったんだ」と振り返っている。
「15時17分、パリ行き」は3月1日より東京・丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にてロードショー。
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