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本作は、父の死をきっかけに再会した3兄弟の葛藤と衝突を描いたバイオレンスノワール。高校時代に失踪し30年ぶりに帰ってきた長男・一郎を大森、市議会議員の次男・二郎を鈴木、デリヘルの雇われ店長として働く三男・三郎を桐谷が演じ、二郎の妻・美希に篠田が扮した。
桐谷は「自分の代表作ができたと感じています。絶望的にカッコいい映画になりました」と自信をのぞかせる。その後も「僕の代表作」「絶望的にカッコいい」を連発する桐谷。その姿を見た大森は鈴木に対して「(あの言葉)しっくりきてる?」と冗談交じりに聞き、観客を笑わせる。続けて大森は「2人とも知り合いで、まさか兄弟役ができるとは思ってなかった。現場は楽しかったです」と鈴木と桐谷の共演を喜ぶ。
今回オリジナル脚本を映画化した入江も「僕の代表作になった」とコメント。途中で企画が頓挫しかけたことがあったと言う入江は「僕、子供の頃から人前で泣いたことなかったんです。そのとき初めて泣きました。銀座の街を泣きながら歩きました。だから完成できて感慨無量です」と作品への強い思いを明かした。
大森から鈴木とのカーセックスのシーンはどうだったかを聞かれた篠田が「2017年の仕事始めだったんです」と答えると、登壇者たちに驚きが広がる。入江は「おこがましいですけど、篠田さんのこれまでやってきたことがこの役だったら120%出せると思ってました。だから駄目出しをガンガンしました」と撮影を振り返る。
MCから印象に残ったシーンを聞かれた大森が「真冬の川での撮影が心配でした。心臓止まっちゃったらどうしようと思って」と返すと、鈴木は「監督が『川のシーンを綿密にリハーサルして、10分なら大丈夫という結論に至った』とどこかに書いていたんですが……あれは3分が限界です!」と重ね、入江を苦笑いさせる。同じ質問に桐谷は「スケジュールがタイトな分、撮影期間は自分でいるより三郎としている時間のほうが長かった。だから全部が強く印象に残っている」と熱く答えた。
※「ビジランテ」はR15+指定作品
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篠田麻里子 @mariko_dayo
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