「HiGH&LOW」生コンはゴマ豆腐！岩田剛典が「おいしかった」、監督の涙も

「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」完成披露イベントが本日10月31日に東京・丸の内ピカデリーにて開催され、キャスト・スタッフら18名が登壇した。

「HiGH&LOW」最終章とうたわれる本作。「“超”完成披露試写会 FIRST MISSION」と銘打たれたこのイベントには、AKIRA、岩田剛典、青柳翔、TAKAHIRO、橘ケンチ、小林直己、小野塚勇人、岩城滉一、加藤雅也、笹野高史、高嶋政宏、木下ほうか、中村達也、早乙女太一が参加した。さらに企画プロデュースのEXILE HIRO、監督の久保茂昭と中茎強、脚本家の平沼紀久も登壇。なお参加予定であった津川雅彦は風邪のため欠席となった。

AKIRAや岩田が挨拶したのち、笹野は「今日は観客の皆さんと同じ気持ちです。映画の中に出てくる人たちがみんなここにいる！ あれ、琥珀ってAKIRAさんだったんだ！ 別の人だと思ってた」と大興奮で述べ、AKIRAから「笹野さんだってそうですよ」と返される。そんな笹野は「みんなカッコいいので、僕が若いときに観たワクワクする映画を思い出しました」と続けた。

劉役の早乙女太一は、「僕はもともとMIGHTY WARRIORSというチームにいたんですが、気付いたらいつの間にか九龍グループにいて、自分でも混乱していたんです。でもこの映画を観ていただいたら、僕がなんでここにいるのかわかると思います」と内容に言及。二階堂役の橘も「二階堂としては、意外な接点が見えてくるシーンがあります」と意味深に述べる。キリンジ役の小野塚は「1作目の頃は下っ端構成員だったんですが、わずか3年で（家村会の）幹部に成り上がった。意外と優秀なんだなキリンジは」と自ら評価し、九十九役の青柳は「『2』では車輪止めを使っていたんですが、今回はまた違うものを使っているので注目していただけたら」とアクションシーンをアピールした。

ドラマ版からメガホンを取ってきた久保は、「僕は本当にコブラと琥珀がすごく好き。その2人がね……」と言いながら涙で言葉を詰まらせる。岩田とAKIRAは「ありがとうございます」「急に卒業式みたいになりましたね」と返すが、TAKAHIROは「監督、現場では雨宮雅貴が一番好きっておっしゃってましたよね？」とジョークで観客を笑わせた。

岩田演じるコブラと至近距離で対峙するシーンのあった岩城は「顔が近くて、かわいいーと思って。でもここのところは番宣とかでけっこうずっと一緒にいたので、だいぶかわいさに慣れてきました」と溺愛ぶりを見せる。加藤は「コブラとの強烈なシーンがあるので先に言っておきます。鉄パイプで殴るシーンは、1mmも当たってないですからね！」とファンに向けて安全な撮影であることを説明。その流れで岩田は、予告編にも収められていたコブラが生コンクリートを飲まされる拷問シーンについて「あれゴマ豆腐なんで、ご安心を。おいしいなと思った」とニッコリ暴露する。TAKAHIROは慌てて「それ、観る前に言っちゃダメなやつ！ ゴマ豆腐なんだと思って観ちゃうから」とツッコんだ。

高嶋は本作の撮影を「日本映画界はいつも時間に追われているんですけど、この作品ほど丁寧に作っている現場は初めてかもしれない。段取りをやってから1時間くらい話し合ったりもして、俳優として充実したひと時を過ごせました」と振り返る。そんな九龍グループの面々が一堂に会するシーンを監督した中茎は「あれ実は、久保さんが撮られたEXILE TRIBEの『24karats TRIBE OF GOLD』というMVを皆さんに観ていただいて、歩いてもらったんです。あれはEXILE歩きをまねてるんです」と明かして観客を驚かせた。

最後にAKIRAが「3年間積み上げてきた点と点がつながって、今日完結いたします。これから観ていただく『HiGH&LOW』は、『HiGH&LOW』史上最大の戦いであり、今までにない最高のストーリーになっています。エンドロールまで思いが詰まっていますし、歴史を感じていただける作品になっているので、どうか堪能してください」と舞台挨拶を締めくくった。

「HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION」は11月11日より全国ロードショー。なお本イベントのダイジェストと一部キャストのインタビューが、AbemaTVにて明日11月1日の21時から放送される。さらに本日、「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」にてNAOTO演じるジェシーの登場シーンに使用された挿入歌「要！」が、11月7日に配信とアナログ盤の形式でリリースされることも発表された。

※高嶋政宏の高は、はしごだかが正式表記