山田五十鈴の生誕100年記念した特集、溝口健二やマキノ正博の監督作など23本上映

「名匠たちに愛された不世出の女優 山田五十鈴 生誕百年」と題された特集上映が、11月12日から22日にかけて東京・新文芸坐で行われる。

“ベルさん”の愛称で親しまれた昭和を代表する映画女優・山田五十鈴。この特集では、舞台やテレビドラマにも出演し、2000年に女優として初めての文化勲章を受章した山田の出演作23本がスクリーンにかけられる。ラインナップには、溝口健二の監督作「浪華悲歌（えれじい）」「祇園の姉妹」、マキノ正博がメガホンを取った「昨日消えた男」「婦系図・総集編」、成瀬巳喜男が手がけた「鶴八鶴次郎」「歌行燈」「流れる」、成瀬と川島雄三の共作「夜の流れ」などが並ぶ。

なお、「国士無双 短縮版 / デジタル復元・最長版」は湯浅ジョウイチのギター演奏付きで上映される。