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「バンコクナイツ」キャスト来日、撮影を回想し「ファミリーになれた」

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「バンコクナイツ」初日舞台挨拶の様子。

「バンコクナイツ」初日舞台挨拶の様子。

バンコクナイツ」の初日舞台挨拶が本日2月25日に東京・テアトル新宿で行われ、キャストのスベンジャ・ポンコンスナン・プーウィセットチュティパー・ポンピアンタンヤラット・コンプー、監督の富田克也、共同で脚本を手掛けた相澤虎之助らが登壇した。

「バンコクナイツ」は、富田と相澤を中心とする映像制作集団・空族の新作。タイの日本人向け歓楽街タニヤ通りを舞台に、そこで働くタイ人、娼婦、元自衛官の失われた愛が描かれる。

上映後の舞台挨拶に登場した相澤は「構想は10年前からあったんです。初めてタニヤストリートを訪れたとき、客引きのお兄さんが日本語で話しかけてくることにびっくりして。タイにこんなところがあったのかと衝撃を受けたんですよね」と制作のきっかけを明かす。また富田は、タイとラオスでオールロケを敢行したことについて「実際に滞在することで出てくるもの、感じたことが重要なので。それをもとに現地の人々と一緒に作っていきました」と意図を明かし、「アジアの裏経済の実態を追い続けてきた結果、この映画が完成しました」と語った。

続けてステージにポンコン、プーウィセット、ポンピアン、コンプーが姿を現すと、観客席から大きな拍手が送られる。うつむきがちな4人を見た富田は「彼女たちにとって日本は寒すぎるようで、今日はちょっと不機嫌かもしれないです」と述べ、会場の笑いを誘う。撮影に関して聞かれたプーウィセットは「すべてがいい思い出なんですけど、豪華船に乗るシーンが特に楽しかったです。最終的にはひとつのファミリーになれた気がしました」としみじみ話し、ポンピアンは「踊りのシーンが最高でした」と笑顔を見せた。

最後に富田は「前作『サウダーヂ』公開のときも言ってたんですけど、1回観ただけでは理解できない部分があるかもしれないです。ただ、心にずっと残り続ける映画というのは、1回ですべてを理解できるものではないと思っています。2回、3回観ていただくことで味わい深くなっていくので、ぜひ繰り返し観てください」と作品をアピールし、イベントの幕を引いた。

(c)Bangkok Nites Partners 2016

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