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小島秀夫、盟友レフンの「ネオン・デーモン」は「30回観てほしい」

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左からニコラス・ウィンディング・レフン、小島秀夫。

左からニコラス・ウィンディング・レフン、小島秀夫。

本日11月17日、トークイベント「Meet the Filmmaker」が東京・Apple Ginzaにて行われ、監督作「ネオン・デーモン」の公開を控えるニコラス・ウィンディング・レフンが登壇した。

エル・ファニングが主演を務める「ネオン・デーモン」は、モデルになる夢を追い米ロサンゼルスへやって来た美少女ジェシーが、ファッション業界に渦巻く狂気にのみ込まれていくさまを描くサスペンス。キアヌ・リーヴスやカール・グルスマン、ジェナ・マローンが共演に名を連ねる。

イベントには、レフンの対談相手としてゲームクリエイターの小島秀夫も登壇。小島はレフンとの出会いについて「すごい映画があると知り合いから聞いて、『ヴァルハラ・ライジング』のBlu-rayを輸入して観たら惚れ込んでしまったんです。そのあと『ドライヴ』や『プッシャー』『オンリー・ゴッド』を観て、会いたくなったので連絡先を人づてに聞いて、3年ぐらい前にロンドンで会いました」と説明する。

司会から「ネオン・デーモン」の感想を聞かれた小島は「すごいですよ。期待に応えつつ、想像もつかなかったことをやってくる」と絶賛。そして「今回は女性が主人公なんですけど、彼女にはどこか男性的なところがあって、そこにレフン監督ならではの世界観があるなと思って。嫉妬しました。『オンリー・ゴッド』が大丈夫だった人にはぜひ観てほしい。『オンリー・ゴッド』がつらかった人は『ネオン・デーモン』では半分ぐらい気を失うかも」と冗談を飛ばし、笑いを誘った。

質疑応答では、来場者から「お二人は、会ったときにどんな話をするのですか?」と質問が。レフンは「秘密なんだ。ごめんね」、小島は「言えない話をするんですよ。普通は過去の話をするものなのかもしれないけど、僕らは未来の話をする。世の中をこう変えたい、自分はこうなりたい、みたいな」と回答。さらにレフンは「誰しも、自分の両親のセックスライフは秘密にしておきたいよね? それと同じだよ」と続けて会場を沸かせた。

「自分の作品に相手を出演させるなら、どんな役を演じてもらいたいですか?」という質問に、小島は「難しい……ゴジラみたいな」と答える。レフンが「ウルトラマン」と述べると、小島が「ということは、僕は3分しか出られないんですね」と苦笑する場面も。

最後に小島は「ネオン・デーモン」について「1回といわず10回、20回、30回と観てほしいです。『君の名は。』を超えていただきたい(笑)」とコメント。レフンは「以前から、僕は自分の中に日本人女性が住んでいるんじゃないかと思ってるんだ。東京を歩くのも大好きだし、今回も『ネオン・デーモン』を携えてこうして日本に来られたことに感謝してる。そして、親愛なる友人である小島さんにお礼を言いたい。僕らは似たもの同士だと思う。2人とも眼鏡をかけていて、わりと背が高くて、妻子がいながら自分たちの人生を侵食するような仕事をしている。どこにいても彼との絆を感じるよ。今日は来てくれて本当にありがとう」と述べ、イベントを締めくくった。

「ネオン・デーモン」は2017年1月13日より東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国でロードショー。

(c)2016, Space Rocket, Gaumont, Wild Bunch

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