「ほとりの朔子」「さようなら」の
全編英語詞の「Lullaby」は、「淵に立つ」の世界観をもとにHARUHIが作詞作曲し、小林武史とともに編曲した楽曲。「世界から猫が消えたなら」に続いて映画の主題歌を手がけたHARUHIは、「人が人と生きることにはこんなにも痛みが伴うのか。この作品を観てからずっと考え続けています。この曲は、生まれくるすべての人を思う子守唄です」とコメントを寄せた。深田は「出てきた曲を聴いて、驚きました。期待を軽々と越えていました。この映画は本当の意味で、映画と歌い手がコラボレーションできた稀有な例だと自負しています。聴き終わったときには、私はすっかりHARUHIさんのファンになっていました」と述べている。
「淵に立つ」は10月8日より東京・有楽町スバル座ほか全国でロードショー。
※古舘寛治の舘は舎に官が正式表記
HARUHI コメント
人が人と生きることにはこんなにも痛みが伴うのか。この作品を観てからずっと考え続けています。
この曲は、生まれくるすべての人を思う子守唄です。
すべての生命を包みこむ、そういうぬくもりを感じてもらえたら嬉しいです。
深田晃司 コメント
いざこの映画の主題歌をどうすべきかと考えたとき、それが大変な難題であることに気づきました。必要な言葉はもうすべて映画の中にあるよ、と生意気にも考えていたからです。それに余韻も壊したくない。だから、私はこんなお願いをしました。「絶望も希望も歌いあげないで下さい。この映画は崖の淵から下を見るように人の心の闇、生きることの闇をできるだけ理性的に覗き込もうと試みてます。音楽もまたその闇をじっと見つめそこから滲み出る畏れのようなものをHARUHIさんなりに書き留めたものであって欲しいです」と。率直に主題歌らしくない主題歌にして欲しいとも伝えました。
出てきた曲を聴いて、驚きました。期待を軽々と越えていました。この映画は本当の意味で、映画と歌い手がコラボレーションできた稀有な例だと自負しています。聴き終わったときには、私はすっかりHARUHIさんのファンになっていました。この映画が、彼女の伸びやかで繊細な歌声とともに多くの人の元に届き、ともに成長していくのを楽しみにしています。
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