深田晃司と松たか子が初タッグ、戯曲「東京ノート」に着想を得た映画「ナギダイアリー」

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深田晃司が監督、松たか子が主演を務める映画「ナギダイアリー」が、9月25日より東京・新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国で公開される。平田オリザが第39回岸田國士戯曲賞を受賞した代表作「東京ノート」に着想を得て、深田自らオリジナル脚本を執筆。共演には石橋静河松山ケンイチが名を連ねた。

映画「ナギダイアリー」キャスト陣。左から石橋静河、松たか子、松山ケンイチ

映画「ナギダイアリー」キャスト陣。左から石橋静河、松たか子、松山ケンイチ

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戯曲「東京ノート」から映画「ナギダイアリー」へ

はるか遠くで起きた戦争を背景に、美術館で過ごす現代人の姿を描写した「東京ノート」の精神を受け継ぎながら、岡山県奈義町をモデルにした町・ナギを舞台に新たな物語を紡いだ「ナギダイアリー」。企画が始動したきっかけは、奈義町のある美術館で「東京ノート」の映画化という企画が持ち上がったことだった。この話にすぐ飛びついたという深田だが、奈義で時間を過ごす中で「ここで東京を舞台にした映画を作るのはもったいない、奈義町を舞台にした『奈義ノート』を作りたい」という衝動が生まれたそう。そこから「東京ノート」に着想を得たオリジナル映画に変貌していった。

映画「ナギダイアリー」あらすじ

主人公はある喪失を胸に、自然豊かな町・ナギでひとり創作を続ける彫刻家の寄子(松たか子)。ある日、東京と台湾で建築家として活躍する友梨(石橋静河)が彫刻のモデルを務めるため、数日間の休暇を取って寄子のもとを訪れる。寄子の幼なじみで若くして妻を亡くした好浩(松山ケンイチ)、そして好浩の息子である春樹とその親友の圭太。人々との出会いが穏やかな日常に小さな揺らぎをもたらし、それぞれが目を背けてきた過去と内面が浮かび上がっていく。

映画「ナギダイアリー」出演者

深田と初タッグとなる松は、癒えない喪失を抱え、彫刻制作に没頭する主人公・寄子という複雑なキャラクターを体現。ヒロインを務める連続テレビ小説「ブラッサム」の放送を控える石橋が友梨を演じ、寄子の幼なじみで役場に勤めるキーパーソンの好浩役には松山を迎えた。このほか、大河ドラマ「どうする家康」の川口和空、映画「WIND BREAKER」の藤原聖、ドラマ「つづ井さん」の藤間爽子、映画「燕 Yan」の水間ロン、青年団に所属する申瑞季がキャストに名を連ねている。

深田晃司「小さいような大きいような不思議な映画」

2017年に企画が動き出してから「自分でも思いもよらなかったほどの長い時間を奈義町で過ごすことになりました」と振り返る深田。「東京から来た異邦人を暖かく迎えてくれた奈義町の人々と、素晴らしい俳優たち、スタッフたちと一緒に、この小さいような大きいような不思議な映画は出来上がりました。本当に感謝しかありません」とつづっている。松は撮影で過ごした約1カ月を「静かで、なんだかんだあっても平和で、様々なことに知恵を絞って、皆で助け合った日々でした。そんな生活の中で撮影したお話、楽しんでいただけたら幸いです。奈義の皆さん、そして彫刻家の吉田愛美さんに心からの感謝を込めて」と振り返った。

石橋は「完成した映画を観たとき、春の変わりゆく光の中で、それぞれのキャラクターの儚さと強かさが美しく映し出されていると思いました」「深田監督が描いた心地よい不安定さを、ぜひ劇場でたくさんの方に観ていただきたいです」とコメント。松山は深田との仕事を「現場では穏やかな時間や空間、演出の下で透明に近い表現ができたような気がします」と振り返りつつ、「何より奈義町で滞在中、町をあげて撮影隊を支えて頂き、雄大な自然とそこに暮らす人々の暖かさの中で素晴らしい撮影ができました。この地でしか出来なかったであろう作品を、どうぞ楽しみにしていてください」と語っている。

映画「ナギダイアリー」スタッフ陣

「ナギダイアリー」はスターサンズが配給を担当。日本、フランス、シンガポール、フィリピンの合作となる。スタッフ陣では撮影に四宮秀俊、照明に加藤大輝、録音に益子宏明、美術に大月由香里、彫刻に吉田愛美、ヘアメイクに菅原美和子、スタイリストに荒木里江、衣裳に渡部祥子、編集にSylvie Lager、音楽に李沛芩、エンディングテーマにイーノ・チェンが名を連ねた。画面アスペクト比はヨーロピアンビスタ、尺は110分となる。

映画「ナギダイアリー」キャスト・監督コメント一覧

松たか子(遠藤寄子役)

松たか子

松たか子 [高画質で見る]

奈義町での約1カ月は、静かで、なんだかんだあっても平和で、様々なことに知恵を絞って、皆で助け合った日々でした。
そんな生活の中で撮影したお話、楽しんでいただけたら幸いです。
奈義の皆さん、そして彫刻家の吉田愛美さんに心からの感謝を込めて。

石橋静河(坂下友梨役)

松山ケンイチ

松山ケンイチ [高画質で見る]

完成した映画を観たとき、春の変わりゆく光の中で、それぞれのキャラクターの儚さと強かさが美しく映し出されていると思いました。
尊敬する松たか子さんと、寄子と友梨として過ごした時間は私にとって財産です。深田監督が描いた心地よい不安定さを、ぜひ劇場でたくさんの方に観ていただきたいです。

松山ケンイチ(井口好浩役)

松山ケンイチ

松山ケンイチ [高画質で見る]

深田監督とご一緒できる事、とても楽しみにしていました。現場では穏やかな時間や空間、演出の下で透明に近い表現ができたような気がします。それは共演の松さんや石橋さんとご一緒できたからというのも大きな要因です。そして何より奈義町で滞在中、町をあげて撮影隊を支えて頂き、雄大な自然とそこに暮らす人々の暖かさの中で素晴らしい撮影ができました。この地でしか出来なかったであろう作品を、どうぞ楽しみにしていてください。

深田晃司(監督)

「ナギダイアリー」という作品は、岡山県の奈義町で撮影をしています。その出会いは偶然のような、偶然の皮を被った必然のような不思議なものでした。奈義町にあるとても素敵だと噂の美術館で平田オリザさんの代表作「東京ノート」を映画化できないかという夢のような話が持ち上がりました。「東京ノート」が大好きな私はすぐにその話に飛びつきました。
東京から7時間をかけたどり着いたその美術館は、奈義町の長閑な景観に突然降り立った宇宙船のようで、前に立つだけでも何か新しいことが起きそうな予感に満ちていました。宇宙船に入り込み、磯崎新によって設計された静謐な空間で時を刻む荒川修作や宮脇愛子らの作品に衝撃を受け、その余韻に浸りながら、美術館のガラス窓に覗く那岐山を見て思ったのは「ここで東京を舞台にした映画を作るのはもったいない、奈義町を舞台にした『奈義ノート』を作りたい」という衝動でした。こうして、いつの間にか企画は「東京ノート」に後ろ髪をひかれつつもオリジナルな映画として歩み始めることとなりました。その日から自分でも思いもよらなかったほどの長い時間を奈義町で過ごすことになりました。奈義町に住み、歩き、眺め、話し、食べ、立ち止まり、雪に埋もれ、また歩き、といった具合で、自分にとってこの作品ほどカメラを据えレンズを向ける(それは暴力的な行為でもある)その土地と人について考えた作品はありませんでした。
気づけば最初の訪問から9年間が経ちました。東京から来た異邦人を暖かく迎えてくれた奈義町の人々と、素晴らしい俳優たち、スタッフたちと一緒に、この小さいような大きいような不思議な映画は出来上がりました。本当に感謝しかありません。

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G.WIN @GwinRldFX

@eiga_natalie それで終わり? じゃあ待ってみよう

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