M・スコセッシ主導で4K復元した「雨月物語」カンヌ映画祭で上映決定

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第69回カンヌ国際映画祭のクラシック部門にて、溝口健二が手がけた「雨月物語」の4Kデジタルリマスター版が上映される。

「雨月物語」 (c)KADOKAWA 1953

「雨月物語」 (c)KADOKAWA 1953

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溝口健二 (c)KADOKAWA 1953

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「雨月物語」は、上田秋成の小説をもとに川口松太郎が脚色した1953年の作品。戦国の世を舞台に、若狭姫の死霊に翻弄される陶工・源十郎の姿を描く。本作は、第14回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を獲得した。

「雨月物語」 (c)KADOKAWA 1953

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このたびマーティン・スコセッシが主導し、4Kデジタル復元が実現した本作。溝口を敬愛するスコセッシは、米クライテリオンが主催する「クライテリオンコレクション ベスト10」2014年度の第4位に同作を選出した。選出理由についてスコセッシは、「溝口の芸術性は、極限のシンプルさにあります。好きなシーンを3つ挙げると、霧の中からゆっくりと小舟が現れるシーン、魅力的な若狭に迫られた源十郎が草原で倒れ込むシーン、息子が母親の墓前に食べ物をお供えするラストシーン、これらのシーンは何度観てもはっとさせられ、溝口への畏敬と驚異の念を抱かせます」とコメントを残している。また「雨月物語」の復元にあたっては、同作品で撮影を務めた宮川一夫の助手・宮島正弘が監修を担当した。

「雨月物語」撮影風景 (c)KADOKAWA 1953

「雨月物語」撮影風景 (c)KADOKAWA 1953[拡大]

カンヌ国際映画祭はフランスの現地時間で5月11日から22日まで開催される。

宮島正弘 コメント(撮影監督)

師匠である宮川さんの「雨月物語」が60年の時を超えてカンヌ国際映画祭で上映されることを聞いて嬉しい限りです。宮川さんが撮影監督を務めた「用心棒」がこの世界に入るきっかけで、その後、数多くの作品でご一緒させて頂き、今回「雨月物語」の復元に携われたことで少しは恩返しができたかなと思います。

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