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PFFスカラシップ作品「過ぐる日のやまねこ」公開、鶴岡慧子が描く喪失と癒やし

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「過ぐる日のやまねこ」 (c)「過ぐる日のやまねこ」製作委員会

「過ぐる日のやまねこ」 (c)「過ぐる日のやまねこ」製作委員会

26歳の新鋭、鶴岡慧子がメガホンを取った「過ぐる日のやまねこ」が、9月19日より東京・ユーロスペースほかにて公開される。

これは長編第1作「くじらのまち」でPFF(ぴあフィルムフェスティバル)アワード2012グランプリとジェムストーン賞をW受賞し、長編第2作「はつ恋」がバンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー部門にノミネートされた鶴岡の商業デビュー作。“映画の新しい才能の育成”を目指すPFFスカラシップの支援を受け作られた。

鶴岡の生まれ故郷であり、細田守の監督作「サマーウォーズ」や、2016年に放送されるNHK大河ドラマ「真田丸」にも登場する長野・上田市を舞台にした本作。都会の喧騒から逃げるように幼少期を過ごした田舎町に戻る21歳の時子と、孤独にキャンバスと向かい合う高校生の陽平が出会い、互いに心癒されていく様子を自然豊かな風景とともに描き出す。幼い頃に父親と生き別れた時子を「共喰い」の木下美咲、知人を失い絵に没頭するようになる陽平をNHK連続テレビ小説「マッサン」の泉澤祐希が演じる。

「過ぐる日のやまねこ」は、鶴岡が幼少期に通った長野・上田映劇でも9月19日よりロードショー。大正6年に創業された同劇場での収益は、施設の修繕費用として活用される。

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