「ノマドランド」の
マギー・オファーレルの同名小説をもとにした本作では、16世紀イギリスの小さな村を舞台に、薬草に関する豊かな知識と不思議な力を持つアグネス・シェイクスピアと、劇作家として活動する夫ウィリアム、そしてその3人の子供たちの姿が描かれる。バックリーがアグネス、メスカルがウィリアムを演じた。
肌の質感や風、布の揺れといった繊細なディテールを捉えながら、まるで絵画のような静謐をたたえる映像となっている「ハムネット」。映像の構図そのものが物語を支える重要な要素となっており、ジャオは「すべてが対称性を意識して設計され、舞台背景のような役割を果たしている」「この世は舞台」と撮影における工夫を明かす。
撮影監督を務めたのは、「関心領域」で知られるウカシュ・ジャル。彼は自然光を生かしたやわらかなライティングと、人物に寄り添うカメラワークを採用した。「静物画の素材を探すようにシンプルに撮った。現実の断片を映しながら俳優の表情や感情を観察したんだ。彼らの目を通じて世界観を作り上げた」と思い返す。
そんな彼をメスカルは「まさに天才だよ」と称賛。バックリーも「最高の撮影監督」と評し、「真実だけを撮るから、人間としての経験を味わえる」とその理由を述べる。また彼女はジャオに関しても「現場にいる全員の魂を1つにする」「勇敢な芸術家として、自らが作り上げた作品に私たちの肌を織り込んだの。すごく貴重な体験だった」と語った。
「ハムネット」は4月10日より全国で公開。
映画「ハムネット」特別映像(撮影監督:ウカシュ・ジャル編)
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「ハムネット」クロエ・ジャオが目指した映像とは?ポール・メスカルは撮影監督に「天才」
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