映画監督の登竜門PFFが課外授業を開催、登壇者に成島出や山戸結希ら

国内外の自主制作映画を一堂に集めた「夜のPFF課外授業 入門！インディペンデント映画」が、5月30日から6月5日まで東京・テアトル新宿にて開催される。

これは、森田芳光、黒沢清、熊切和嘉ら多数の監督を輩出してきたPFFことぴあフィルムフェスティバルが行う特集上映。本年度で3度目となるイベントで、今回は1日ごとにテーマを定め、劇映画をはじめ特撮やアニメーションなど自主映画の多様さを紹介する。

同特集上映では、「八日目の蝉」「ソロモンの偽証」の成島出が監督を務め、1986年にPFF入選を果たした「みどり女」、本年度の日本プロフェッショナル大賞で新人監督賞に輝いた山戸結希の少女映画「おとぎ話みたい」などが上映される。また大学の卒業制作がそのまま劇場で全国公開された石井聰亙（現・岳龍）の監督作「狂い咲きサンダーロード」、多数のアニメーション作品を手がけるガイナックスの前身DAICON FILMが制作し樋口真嗣が特技監督を務めた特撮怪獣映画「八岐之大蛇の逆襲」などもラインナップ。

会期中には監督や出演者らによるトークショーも実施。成島や山戸ら監督陣のほか、ロックバンドおとぎ話のボーカル有馬和樹や女優の上埜すみれらが登壇する。

※「八日目の蝉」の蝉は旧字体が正式表記