ベルリン映画祭銀熊賞を受賞、チリの名匠が手がけた連作ドキュメンタリー公開

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チリの名匠パトリシオ・グスマンが手がけたドキュメンタリー「光のノスタルジア」「真珠のボタン」が、10月10日より東京・岩波ホールほか全国にて順次公開される。

「光のノスタルジア」 (c)Atacama Productions (Francia) Blinker Filmproducktion y WDR (Alemania), Cronomedia (Chile) 2010

「光のノスタルジア」 (c)Atacama Productions (Francia) Blinker Filmproducktion y WDR (Alemania), Cronomedia (Chile) 2010

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「光のノスタルジア」「真珠のボタン」ポスター (c)Atacama Productions (Francia) Blinker Filmproducktion y WDR (Alemania), Cronomedia (Chile) 2010 (c)Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro, France 3 Cinema - 2015

「光のノスタルジア」「真珠のボタン」ポスター (c)Atacama Productions (Francia) Blinker Filmproducktion y WDR (Alemania), Cronomedia (Chile) 2010 (c)Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro, France 3 Cinema - 2015[拡大]

「光のノスタルジア」は、天文観測の拠点として世界的に知られる一方、独裁政権下で政治犯として捕われた人々の遺体が埋まる地、チリのアタカマ砂漠を舞台にした記録映画。山形国際ドキュメンタリー映画祭2011で最優秀賞にあたる山形市長賞に輝いており、銀河を探索する天文学者たちの姿と、肉親の遺骨を捜し砂漠を掘り返す女性たちの様子を、壮大な宇宙の映像と共に描き出す。

「真珠のボタン」 (c)Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro, France 3 Cinema - 2015

「真珠のボタン」 (c)Atacama Productions, Valdivia Film, Mediapro, France 3 Cinema - 2015[拡大]

「真珠のボタン」は、2015年のベルリン国際映画祭にて銀熊賞を獲得した作品。チリ・西パタゴニアの海底で発見されたボタンを軸に、祖国を奪われたパタゴニアの先住民や、政治犯として殺された人々が辿った歴史をひも解いていく。

このたび公式サイトおよびYouTubeにて予告編が公開。チリの雄大な大自然と、その地に根付く人々の姿が切り取られている。

なお「真珠のボタン」は、10月8日から15日まで行われる山形国際ドキュメンタリー映画祭2015のインターナショナルコンペティション部門にも出品される。

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ラウタ郎 @lautarogodoy

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