神保町の映画館CineMaliceで「ミツバチのささやき」「枯れ葉」などサブスク上映

東京・千代田区の神保町・御茶ノ水エリアに誕生するロードショー・映画館サブスク制のハイブリッド型ミニシアター「CineMalice（シネマリス）」の上映作品が発表された。

CineMaliceは、2スクリーンを備えた合計130席程度のミニシアター。シアター1ではロードショーおよび特集上映、シアター2では準新作や旧作の上映が行われる。シアター2では対象作品が見放題となるサブスク制を導入。月額税込2500円、年額税込2万2000円で、1カ月に観られる映画作品は4から6、年間50程度の予定となる。

シアター1で上映されるロードショー作品には、タン・チュイムイ監督作「私は何度も私になる」、パトリシオ・グスマン監督作「最初の年：民意が生んだ、社会主義アジェンデ政権」「チリの闘い：武器なき民の抵抗（3部作）」、田野隆太郎監督作「ジュンについて」がラインナップに並ぶ。

サブスク作品は2週間2作品上映、各回入替制に。ビクトル・エリセ監督作「ミツバチのささやき」「瞳をとじて」が12月19日から1月1日まで、アキ・カウリスマキ監督作「枯れ葉」、パブロ・ベルヘル監督作「ロボット・ドリームズ」が1月2日から1月15日までシアター2のスクリーンにかけられる。

特集上映としては、支配人・稲田良子が熱愛するレスリー・チャンの作品から「男たちの挽歌 4Kリマスター版」「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」「ブエノスアイレス」など10本が選ばれた。なお会期中は、テレンス・ラウとフェンディ・ファンが共演した「鯨が消えた入り江」の特別上映が行われ、香港のフィギュア作家Echo Toが作成したレスリー・チャンのフィギュアが展示される予定だ。

詳細は下記にまとめた。上映作品のタイムテーブルは、12月15日以降に公式サイトで公開となる。

CineMaliceは、12月19日にオープン。

CineMalice（シネマリス）基本情報

開館予定日：2025年12月19日（金）
住所：東京都千代田区神田小川町三丁目14番3号ilusa（イルサ）B1F

シアター1

座席数：67席（予定）
スクリーンサイズ：2.3m×5.5ｍ（予定）
デジタル映写：NEC NC603L
音響：7.1ch / Meyer Sound ULTRA-X40（メインスピーカー）

シアター2

座席数：64席（予定）
スクリーンサイズ：1.9m×4.5ｍ（予定）
デジタル映写：NEC NC603L
音響：7.1ch / Electro-Voice TS940S（メインスピーカー）

オープニング上映作品

• 私は何度も私になる
• ジュンについて
• 最初の年：民意が生んだ、社会主義アジェンデ政権
• チリの闘い：武器なき民の抵抗（3部作）

サブスク上映作品

2025年12月19日（金）～2026年1月1日（木）
※2週間2作品上映、各回入替制

• ミツバチのささやき
• 瞳をとじて

2026年1月2日（金）～15日（木）
※2週間2作品上映、各回入替制

• 枯れ葉
• ロボット・ドリームズ

CineMalice開館記念特集上映第1弾

「レスリー・チャン特集＋1 ～春夏秋冬、張國榮 いつも心にレスリー・チャン～」
2025年12月19日（金）～2026年1月29日（木）

• 男たちの挽歌 4Kリマスター版
• 男たちの挽歌Ⅱ
• チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
• チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2
• さらば、わが愛／覇王別姫
• 楽園の瑕 終極版
• 大英雄
• 欲望の翼
• ルージュ
• ブエノスアイレス

特別上映

• 鯨が消えた入り江