パトリシオ・グスマン特集で「真珠のボタン」「チリ、頑固な記憶」など5本上映

パトリシオ・グスマンの特集上映が、8月24日から26日まで東京のアテネ・フランセ文化センターで開催される。

これは1973年に起きたチリ・クーデターの様子をグスマンがカメラに収めたドキュメンタリー、「チリの闘い」のDVDが9月29日に発売されることを記念した企画。同作の後日譚と言える「チリ、頑固な記憶」、1974年から1990年までチリの大統領だったアウグスト・ピノチェトの裁判を追った「ピノチェト・ケース」、1970年から1973年のクーデターまで同国の大統領を務めたサルバドール・アジェンデの実像に迫る「サルバドール・アジェンデ」が上映される。また、独裁政権の犠牲となった人々の遺体が埋まるアタカマ砂漠を舞台にした「光のノスタルジア」、チリ・西パタゴニアの海底で発見されたボタンを軸に、祖国を奪われた先住民や政治犯として殺された人々がたどった歴史を紐解く「真珠のボタン」も。

なお最終日の26日には、民族問題を研究する編集者・太田昌国が登壇しトークを行う。上映スケジュールなどの詳細はアテネ・フランセ文化センターの公式サイトで確認を。

「チリの闘い」DVD発売記念上映 パトリシオ・グスマン監督特集2017

2017年8月24日（木）～26日（土）東京都 アテネ・フランセ文化センター
＜上映作品＞
「チリ、頑固な記憶」
「ピノチェト・ケース」
「サルバドール・アジェンデ」
「真珠のボタン」
「光のノスタルジア」
料金：一般 1500円 / 学生、シニア 1300円 / 5回券 6000円 / 会員 1000円

トークショー

8月26日（土）18:00～
＜登壇者＞
太田昌国