3月某日、都内にて行われていた「
原作は、33歳にして乳がんのため亡くなった安武千恵氏が生前つづっていたブログを、夫の安武信吾氏が書籍化したノンフィクション作品。食卓を通して母親がまだ幼い娘へ愛情や強さを伝える物語が感動を呼び、2014年には日本テレビ「24時間テレビ 愛は地球を救う」内でテレビドラマ化された。
映画化にあたってメガホンを取ったのは、森崎東の監督作「ペコロスの母に会いに行く」で脚本を手がけた
この日は一家が自宅で過ごすシーンを中心に撮影。足音を響かせて元気いっぱいセットを駆け回るえみなちゃんは、本番前に「はなちゃん、おいで!」と探すスタッフと追いかけっこをする一幕も。闘病中の役である広末は頭にすっぽりと帽子をかぶってエプロン姿で娘に向き合い、素直な思いを口にするシーンに臨む。カメラが回り始めてもえみなちゃんが自然体でいられるよう、リハーサルは毎回大人たちで流れを確認するのみ。死を覚悟する母との大切な約束に自ら小指を差し出して“ゆびきりげんまん”してみせる演技は、えみなちゃんのアドリブであったと監督の阿久根が撮影後に明かした。
予測不能の振る舞いで周りを驚かせるえみなちゃんとの共演に、広末は「子供ならではの無敵さを見せ付けられています。天真爛漫さがすごく新鮮で、きゅんとする場面ばかりです」とコメント。滝藤も「彼女が撮影を楽しむのが一番」とうなずきつつ、「セリフが博多弁だから、はな(役のえみなちゃん)のアドリブに対応するのが大変」と本作ならではの苦労を伝える。
「ただただ自由に見えるけれど、ちゃんと自分の芝居を表現している」と阿久根も絶賛するえみなちゃんは本当の親子のように広末に寄り添い、取材中には安心感からすやすやと寝てしまって一同を和ませた。「充実感に満ちたこの現場で、1つひとつのシーンを積み重ねていることが幸せです」と広末が語る本作は、2015年12月に全国で公開予定。
関連記事
広末涼子の映画作品
関連商品
リンク
- 「はなちゃんのみそ汁」公式サイト
- 「はなちゃんのみそ汁」公式Facebook
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
かりん~人工関節を入れた風来坊、己は何の為に生きてるのかと日々悩む。 @karintyann
広末涼子、がんと闘う母親役で4歳の“はなちゃん”と仲良く撮影 - 映画ナタリー http://t.co/Q8ZXP4JNrJ はなちゃん役がいわゆる子役ではないだけに楽しみ。広末涼子も滝藤賢一も子育て経験者だからこそ、天真爛漫な子でも対応出来たんだろうな。