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「ペコロスの母に会いに行く」で脚本を手がけた阿久根が初監督を務める本作は、乳がんのため33歳の若さでこの世を去った安武千恵氏が生前につづっていたブログをもとにしたもの。食を通して生きる力と愛情を娘に伝える千恵に広末が扮し、夫の信吾を滝藤が、千恵の姉・松永志保を一青が演じる。
初共演となる滝藤、一青に対して広末は「とってもナチュラルにお芝居されるので、自分も自然にお芝居ができました。家族の役って、波長が合わなかったりすると難しいと思うのですが、それをまったく感じずにお芝居させていただけた」と振り返る。その言葉に対して滝藤は「広末さんが、ドンとかまえて大きく受け止めてくれたので、自然と入っていけたんだと思います」と返答。主題歌も担当している一青は「広末さんにまかせようという感じでした」と述べ、信頼を寄せていたことを明かす。2人の回答に広末は「いや、そんなつもりはないんですけど……ありがとうございます」と恐縮した様子を見せる。
滝藤はその後も「でき上がりを観たときに広末さんの表情の豊かさに驚きました! 広末さんの顔を見て演技ができないところがたくさんあったので、映画を観て、こんな顔をしていたんだと、見習わないといけないなと思う部分が多く、広末さんの芝居に何度も泣かされました」と賞賛を贈る。その滝藤の言葉を受けた広末が「滝藤さんがいつも泣いているので、もらい泣きしないようにするのが精いっぱいでした。監督の演出は『泣くな』でしたもんね」と阿久根に話を振ると、「(滝藤さんが)泣くんですよ! かなり冒頭のところで泣くので、ここで泣くなと言ったら、『だってさぁ』とか言うし」と現場での裏話を披露。その流れで「現場では、滝藤さんもいろいろと提案されてまして、広末さんを抱きかかえるシーンは滝藤さんが要求したんです!」と暴露すると、滝藤は「そうでしたっけ? いやいや、下心もあったかもしれないですけど映画のことを考えてですよ。でもカットをかけないでほしかったかな」と冗談交じりに語り、会場の笑いを誘う。
イベントでは、千恵の娘・はなを演じた子役の
最後にマイクを握った広末は「この作品に出会えて、千恵さんと出会うことができて、私自身もたくさん成長させてもらったと思っています」と胸の内を明かし、「多くの人に愛される映画となることを願っています」と語った。
「はなちゃんのみそ汁」は本日より全国拡大ロードショー。
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