本日5月11日、
本著は、映画監督の押井守が自身の体験と思索の日々から生まれた独自の友達論を語り下ろした1冊。記者会見に登壇した押井は「ジブリの悪口を言ってもそのまま活字にしてくれる雑誌、TV Bros.の企画だったので成立した」と本が生まれたいきさつを明かした。
「家族とか恋人に求めることはわかりやすいが、友達に何を求めているか? そう考えると途端にいかがわしくなる。世の中の9割以上は賛同しないと思うけど」と持論を展開する押井。現代人に欠かせないコミュニケーションツールとなっているSNSについては「基本的に知らない誰かに向かって何か語るのは仕事だけで十分」と述べ、「ネットなんていつ不通になってもおかしくないもの。脆弱なものを自分の生きていく根拠にしたくない」と一刀両断した。
さらに「50代、60代の人にとっては友達という概念自体なかったと思う。家族や親戚関係だけでいっぱいいっぱいで、そういうことを考える余裕がなかった」と世代論にまで話が及んだところで、イベントは幕切れに。「友達はいらない」という押井がどんな結論にたどり着いたのか、気になる人は本を手にとって確かめてみては。
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押井守の映画作品
リンク
- ガブリエルの憂鬱 ~押井守公式サイト~
- 友だちはいらない。(TV Bros.新書)|TOKYO NEWS マガジン&ムック
- ヴィレッジヴァンガード下北沢店 Twitter
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