キャラメルボックス「光の帝国」全国ツアーへいざ出航!関根翔太「成長したい」

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キャラメルボックス2017 グリーティング シアター「光の帝国」が昨日10月4日に東京・シアター1010にて開幕。本日5日には終演後に“出航式”と銘打ったイベントが行われ、全国ツアーへの意気込みが出演者より語られた。

キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」出航式より。上段左から毛塚陽介、小林春世、鍛治本大樹、金城あさみ、竹鼻優太。下段左から家納ジュンコ、森めぐみ、関根翔太、原口健太郎、真柴あずき。

キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」出航式より。上段左から毛塚陽介、小林春世、鍛治本大樹、金城あさみ、竹鼻優太。下段左から家納ジュンコ、森めぐみ、関根翔太、原口健太郎、真柴あずき。

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キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」チラシ表

キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」チラシ表[拡大]

恩田陸原作「光の帝国」は、1度読んだ書物を完璧に暗記できる“しまう”という力を持つ少年を軸に、不思議な能力を持つある一族を描いた物語。脚本・演出を成井豊と真柴あずきが手がけ、出演者には関根翔太、森めぐみ、鍛治本大樹らメンバーのほか、ゲストに劇団桟敷童子の原口健太郎、そして家納ジュンコを迎える。

出航式参加者全員にクリアファイルを配る出演者一同。

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出航式には真柴、関根、森、鍛治本、原口、家納に加え、小林春世、毛塚陽介、金城あさみ竹鼻優太が登壇。司会進行は製作総指揮の加藤昌史が務め、笑いが絶えないイベントとなった。

キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」より。

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「ケンジ先生」稽古のため不参加となった成井は、ビデオメッセージで登場。本作を「とても思い入れが強い作品」と語り、「何故こんなに惹かれたのかと言いますと、主人公が少年だからなんですよ。キャラメルと言えば、“タイムマシン”“幽霊”ってよく言われますけど(笑)、確かに多いですよ? でも少年ものも、自分にとってはライフワークだと思っています。少年の孤独と成長を描いてるのが僕はもう大好きで、いつか再演したいと思ってました」と今回の再上演について改めて喜びを語る。

キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」より。

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さらに「どうせ再演するなら、前回は2本立てだから1時間にしかできなかったけど、時間のことなんか気にしないでやろうと。3時間かかるなら3時間でもいい! ……それはよくないですね(笑)。それで今回100分くらい。もともとこれだけ必要な芝居だったんですよ。これこそが決定版。それが今回作れたんじゃないかと思います」と作品の出来に自信を覗かせた。

真柴あずき(左)の話を聞く竹鼻優太と毛塚陽介。

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真柴は、今回で4回目となるグリーティングシアターを振り返る。「2011年、震災の年に『賢治島探検記』で東北を回ったのですが、それが6年前のまさに今日、大阪で壮行会をやりまして、皆さんにいってらっしゃいと言ってもらったことを思い出しました。バスで道なき道をいくハードなスケジュールでしたが、大阪の皆さんにいただいたエールを、しっかり最後まで胸に留めておくことができました。今日の皆さんの顔もしっかり覚えましたので……」と客席を凝視。出演者たちが「怖い怖い!」とツッコミを入れると、会場から笑いが起こった。真柴は続けて「(次の会場の)立川でもいいですし、いろんな所で今日の皆さんにまたお会いできたらいいなと思います(笑)」と観客に強めの圧で再来場を呼びかけ、会場の更なる笑いをさらった。

鍛治本大樹

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初演にも出演した鍛治本は、「入団3年目でトラウマになるくらい大変だったので当時の記憶があんまり無いんですが(笑)」と述懐。「なので今回キャスティングされたときに、嫌だなと一瞬思ったんですけど、やらないと乗り越えられないなと思いまして。結果、この作品との距離感が変わって、大好きな作品になりました。この公演と旅ができて幸せです」と笑顔を見せる。

キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」より。関根翔太演じる春田光紀。

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入団5年目にして、ついに主役に挑戦することとなった関根は、「僕の大好きな先輩で、入団するきっかけにもなった畑中智行さんの役をいただきました」と感慨深げに語る。「超えなきゃいけないと思ってた部分がどこかであって、初演のDVDをかなり見ました。でも実際に稽古が始まってみたら、周りの人から影響を受けて成長しながらこの役をやろうと思えた。なのでそう取り組んでます。ツアーもがんばって成長していきたいです」と意気込んだ。

くす玉を割った出演者一同。左から真柴あずき、竹鼻優太、毛塚陽介、家納ジュンコ、森めぐみ、関根翔太。

くす玉を割った出演者一同。左から真柴あずき、竹鼻優太、毛塚陽介、家納ジュンコ、森めぐみ、関根翔太。[拡大]

公演はこの後、10月7・8日に東京・たましんRISURUホール(立川市市民会館) 大ホール、12日に埼玉・秩父宮記念市民会館、15日に愛知・ハートフルホール(豊川市御津文化会館)、17日に大阪・阪南市立文化センター サラダホール、19日に広島・はつかいち文化ホール さくらぴあ、22日に鳥取・鳥取市民会館、27日から29日に大阪・サンケイホールブリーゼ、11月3日に埼玉・所沢市民文化センター ミューズ、5日に新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館へと巡演。なお鳥取公演では、鳥取出身の劇団員・岡田達也によるプレトークが開催される。

※動画は現在非公開です。

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キャラメルボックス2017 グリーティング シアターVOL.4「光の帝国」

2017年10月4日(水)・5日(木)
東京都 シアター1010 ※公演終了

2017年10月7日(土)・8日(日)
東京都 たましんRISURUホール(立川市市民会館) 大ホール

2017年10月12日(木)
埼玉県 秩父宮記念市民会館

2017年10月15日(日)
愛知県 ハートフルホール(豊川市御津文化会館)

2017年10月17日(火)
大阪府 阪南市立文化センター サラダホール

2017年10月19日(木)
広島県 はつかいち文化ホール さくらぴあ

2017年10月22日(日)
鳥取県 鳥取市民会館

2017年10月27日(金)~29日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

2017年11月3日(金・祝)
埼玉県 所沢市民文化センター ミューズ

2017年11月5日(日)
新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館

原作:恩田陸 「大きな引き出し」(集英社「光の帝国」所収)
脚本・演出:成井豊、真柴あずき
出演:関根翔太、森めぐみ、鍛治本大樹小林春世、毛塚陽介、金城あさみ竹鼻優太
ゲスト:原口健太郎、家納ジュンコ

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真柴あずき @azukimashiba

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