2015年に上演され、読売演劇大賞で最優秀作品賞のほか、
太宰治の未完の小説「グッド・バイ」を元に、KERAが脚本・演出を手がけた本作。
「グッドバイ」の読売演劇大賞 最優秀作品賞受賞にあたり、KERAは「ハッピーな作品だからということも手伝って、キャストもとにかく皆前向きで、稽古場から非常に雰囲気が良かったことを覚えています」とコメント。仲村も「見る度にドリームチームだったなあ、夢のような日々だったなあと思っています」、小池は「本当にKERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さん、共演者、スタッフの皆様にただただ感謝です」と語っている。
なおDVDには特典として、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、仲村トオル、小池栄子による副音声コメンタリーも収録される。
ケラリーノ・サンドロヴィッチコメント
“作品賞”というのは、舞台を作り上げてきた全員に対して頂けたものだという意味で一番嬉しい賞です。このような何の教訓もない純コメディに最優秀作品賞を与えて頂いたというのもあまり無いことだと思うので、そういった作品を評価して頂いたこともありがたく感じています。ハッピーな作品だからということも手伝って、キャストもとにかく皆前向きで、稽古場から非常に雰囲気が良かったことを覚えています。特に最優秀女優賞を受賞された小池栄子さんには、稽古中から圧倒されていました。DVDでは、劇場でわからなかった表情や細かい芝居に気づいて頂けると思います。また、初めてこの作品に触れる方にはあまり先入観なく楽しんで頂きたいので、作り手としては太宰治の原作は後で読んで比べてもらえると面白いかなと思います。
仲村トオルコメント
『グッドバイ』のポスターをまだ自分の部屋に貼ってあるのですが、見る度にドリームチームだったなあ、夢のような日々だったなあと思っています。でも、やはり公演が終わってしまうとみんなと一緒にいた空気感、舞台上にあった雰囲気とかは自分の手の中からなくなってしまいます。しかし、最優秀作品賞として評価していただけたことで、それを言葉と形で残してもらえたのが、とても嬉しいです。
小池栄子コメント
本当にKERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)さん、共演者、スタッフの皆様にただただ感謝です。作品全体もそうなのですが、キヌ子という役自体も稽古場での先輩方のアドバイスを頂きながら作っていったので、全員でとった賞だと思います。チームワークがとても良く、みんな真摯にこの作品に向き合っていました。本当に仲が良くて、終わってからも「グッドバイ会」を開き、食事をしたりています。私のこれからの人生において欠かせない人達との出会いでした。
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- VISUAL -映像- | PONY CANYON ポニーキャニオン - KERA・MAP#006『グッドバイ』:DVD
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