「SHOW BY ROCK!! MUSICAL」開幕！「全力のバカやりつつ音楽でキメる」

「SHOW BY ROCK!! MUSICAL～唱え家畜共ッ！深紅色の堕天革命黙示録ッ!!～」が、本日2月11日に東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕。それに先駆けて昨日2月10日に同会場にて公開ゲネプロが行われた。

「SHOW BY ROCK!!」はサンリオによる、バンドをテーマにしたキャラクタープロジェクト。スマホゲームアプリは、2015年のTVアニメ放映をきっかけに200万ダウンロードを記録した。さらに2015年サンリオキャラクター大賞では1位のポムポムプリンとわずかに35票差で、作中に登場するバンド・シンガンクリムゾンズが2位にランクイン。舞台版はそのシンガンと、ライバルバンド・トライクロニカ（トラクロ）を中心としたオリジナルストーリーだ。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には、シンガンクリムゾンズからクロウ役の米原幸佑、アイオーン役の輝馬、ヤイバ役の鳥越裕貴、ロム役の滝川英治、トライクロニカからシュウ☆ゾー役の三津谷亮、リク役の橋本祥平、カイ役の月岡弘一が登壇した。

米原は「音楽のためだけに熱くぶつかって、その姿がバカバカしく見えるみたいな。昔の気持ちを思い出しながら、中二病的な全力のバカをやりつつ、音楽シーンはかっこよくキメてっていう、メリハリを意識した作品にしたい」とコメント。続く輝馬は「僕が一生懸命研究した、僕なりのイケメンに注目していただけたらなと思います」と見所を語り、鳥越は「見ていただいたらわかるように、このすさまじい筋肉が」と自身の肉体をアピール。滝川も「衣装のズボンが何回かビリビリに破れて衣装さんにご迷惑をおかけしてしまって」と自身の長すぎる足を主張するという個性豊かな会見の場となった。すると米原が「うちのメンバーが、みんな個性が元々強くていい意味でバラバラでアホなんですね。それがいい感じにシンガンクリムゾンズというバンドにはまったかなという」とまとめ、手応えを感じさせた。

三津谷が「ぼくたちはトップスターの役なので、トップスターとしてどう生きてきてるのかというのを、舞台を初めて見るお客さんに最初からちゃんと伝えなきゃいけないというところは稽古場からすごく考えました。まだぼくも大スターになれていない身なので、大スターの気持ちがわからなくて大変でした」と役作りの苦労について述べるも「キラキラした衣装に負けないくらい、自家発電してるキラキラをお届けするので、眩しいと思うんですけど目を塞がずに皆さんの目で見てください！28歳のおじさんですが、がんばって若作りしてるので」と語り、共演者たちから「イケてるイケてる！」と援護を受ける。最後に米原が「アニメファン、ゲームファンにも認められ更にそれを超越するようなミュージカルにできれば」と意気込み会見を締めくくった。

アニメ版の脚本・構成を担当した待田堂子によるストーリー原案を元に、福島三郎が作と脚本と演出を手掛け、デジタルゲームの世界観、キャラクター設定が忠実に再現される本作。当日券は全ステージ用意される。