「第63回NHK紅白歌合戦」リハーサル2日目の12月30日。午後は出演者全員がステージに集結しての挨拶と顔合わせからスタートした。
顔合わせが終わると番組オープニング、エンディングのリハーサルを実施。オープニングの登場シーンの確認が終わると、紅組トリの
オープニングとエンディングのリハーサル終了後、今年で紅白出場20回目を迎える大トリ、SMAPが報道陣の囲み取材に応えた。この中で香取慎吾が「毎年本気で勝ちにいってますから!」と白組の2年ぶりの優勝へ向けて気合を入れると、報道陣から「勝つためにこれをやる!という秘策はありますか?」という質問が飛ぶ。これに対して草なぎ剛が「中居(正広)くんの音程がしっかりすれば大丈夫です」と答えると、報道陣は大爆笑。中居は壁を叩いて悔しがり、「そういうこと言うと意識するじゃねえかよ!(笑)」と言い返していた。
各出場歌手のリハーサルでは前述のいきものがかり、SMAPのほか、
NHKロンドン五輪テーマソング「風が吹いている」を演奏するいきものがかりのステージでは、ステージ後方にロンドン五輪の名シーンが映し出され、感動的な光景を作り上げた。YUIのリハーサルは曲前のMCから始まり、緊張気味な表情ながらも入念な確認を行っていた。嵐のステージでは昨年に引き続き、生のパフォーマンスとCGがシンクロした演出を展開。さらなる進化を遂げた驚異の内容で客席を圧倒した。美輪明宏は黒髪に黒の衣装という予想外の出で立ちで登場し、「ヨイトマケの唄」を朗々と歌い上げた。
EXILEは多数のダンサーを従え、ステージをいっぱいに使ってのダイナミックなダンスで「Rising Sun」をパフォーマンス。前日の会見で衣装について「紅組を意識したものを用意しました」と語ったプリンセス プリンセスはリハーサルでは私服で登場し、衣装は本番までのお楽しみとなった。この紅白がラストステージとなる彼女たちは「Diamonds」を堂々と演奏。石川さゆりは荒木飛呂彦描き下ろしのイラストに炎をあしらった映像をバックに、レーザー光線を浴びながら迫力の歌唱を見せつけた。
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- 第63回 NHK紅白歌合戦
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音楽ナタリー @natalie_mu
紅白20回目のSMAP、白組優勝の鍵は「中居くんの音程」 http://t.co/8nUB6XJt