音楽ナタリー

「ももクロってやっぱりいいよね!」24時間Ust無事完走

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5月16~17日、ももいろクローバーZのUstream特別番組「USTREAM大賞受賞記念 24時間いただきますっTV」が配信された。

16日20:00に配信がスタートすると、タオルで目隠しをされたももクロメンバーがスタッフに誘導されてスタジオに到着。Ustream Asiaの中川具隆社長を招き、まずは24時間のタイムテーブルを発表した。ここでは番組の最後に都内某所でシークレットライブの開催が予定されていること、メンバーが配信を行う特設スタジオとは別の部屋にももクロのスタイリスト・寄森久美子が待機しており、24時間以内にシークレットライブのための衣装を5着制作するチャレンジ企画を行うことが明かされた。

最初のコーナーは秘蔵VTRのお披露目企画。佐々木彩夏や旧メンバー早見あかりがももクロに加入して初めてステージに立ったときの映像や、百田夏菜子、佐々木、玉井詩織が当時流行っていたお笑いコンビ・ジョイマンのネタをマネたラップ「ジョインマン」を披露する映像などをUstream視聴者とともに鑑賞する。

22:00直前、18歳未満の佐々木と玉井が一旦退場すると、百田、有安杏果、高城れにのアダルトチームはレーベルスタッフとともに6月5日に発売されるももいろクローバー時代のベスト盤「入口のない出口」の全収録曲を公開。インディーズデビュー曲「ももいろパンチ」やライブの定番曲「あの空へ向かって」などに加え、m.o.v.eの「words of the mind -brandnew journey-」やmihimaru GT「ツヨクツヨク」といったカバー曲、「ももいろパンチ」のカップリング「ラフスタイル」のももいろクローバーZバージョンが収録されることを発表した。

23:00すぎ、川上アキラマネージャーの“天の声”に導かれて高城が都内の散策に出発する。カメラマン、照明スタッフとともにワゴン車に揺られて高城が到着した先は東京・有楽町のニッポン放送。高城は24:00に生放送をスタートしたばかりの「ミュ~コミプラス」のスタジオに乱入し、パーソナリティである吉田尚記アナウンサーの前でゴボウとナスと唐辛子とカラシとメロンソーダをミキサーにかけ、ジョッキいっぱいのオリジナルミックスジュースを飲むよう強要した上に、吉田が買ったばかりだという私物のヘッドホンを強奪して、わずか10分足らずで有楽町をあとにした。

25:00前からは4月13日に埼玉・西武ドームで行われた「ももいろクローバーZ 春の一大事 2013 西武ドーム大会~星を継ぐもも vol.1 Peach for the Stars~」の映像を配信。アダルトチーム3人は曲にあわせてノリノリで歌い踊るだけでは飽き足らず、中川社長をスタジオに引っ張り込むなど、深夜ならではのテンションで盛り上がった。

27:30からはコリオグラファー・石川ゆみら女性スタッフ陣を交えてトークを展開。28:00には百田、有安、高城も17日に備えて就寝する予定だったが、入浴後、再びスタジオに現れ、古屋智美マネージャーに彼氏への電話を強要したり、別室で衣装作りをしていた寄森に彼氏への愛のメッセージを言わせたりと、アダルトチームならではのガールズトークを繰り広げた。

女性スタッフとのトークが終わると百田、有安、高城もさすがに就寝。川上と「スターダストで3番目に偉い」と自己紹介した“理事長”こと藤下リョウジ、私立恵比寿中学の藤井ユーイチマネージャー、チームしゃちほこの長谷川ミネヒコ店長(マネージャー)による「スターダストアイドルサミット」が行われた。このコーナーではももクロ、エビ中、しゃちほこの今後のスケジュールなどが明かされる中、藤井が解禁前のしゃちほこのライブ会場名をうっかり漏らしてしまうハプニングも発生した。

5月17日のももクロの朝は号砲から始まった。スタジオ裏手に用意された寝室で百田、有安、高城が寝ていると、チームしゃちほこの伊藤千由李、咲良菜緒、坂本遥奈がそれぞれの耳元でバズーカ砲を発射。3人をムリヤリ叩き起こしてスタジオへと連行しようとするも、有安だけは布団の中から一向に出てこない。しかし結局マネージャー陣から引きずり出され、百田、高城とともに眠い目をこすりながら、しゃちほこが歌う「首都移転計画」を、ムリヤリ手渡されたサイリウムを振りながら鑑賞した。

その後佐々木と玉井が合流し、佐々木、高城の指導のもと、うろ覚えのラジオ体操を済ませた5人の前には社会学者の古市憲寿が登場。古市による新聞朝刊の解説コーナーがスタートする。古市は内閣官房参与・飯島勲を招いて行われた2月1日のイベント「ももクロ試練の七番勝負 episode.3」に、ももクロに政治の基礎知識を教えるアドバイザリースタッフとして参加していたが、今回24時間配信のスタジオで再会することとなった。

従軍慰安婦問題など、アイドルの朝にはいささか不似合いなテーマについて学んだ5人はコーナーのエンディングで日本地図を描くことに。すると百田が沖縄の場所を把握していないことが発覚し、スタジオは笑いに包まれた。

その後は高城が原宿で買ってきた朝食を食べ、高校に登校した佐々木と玉井を除く3人がイントロクイズや漢字クイズを行い、動画配信サイト「GyaO!」のインタビューを受けたところで午前中のスケジュールは終了した。

12:00すぎからは百田、有安、高城が所属事務所の女性スタッフとともに昼食のホットケーキ作りに挑戦した。3人が牛乳や卵の分量を若干間違えながらもホットケーキを焼いていると下校してきた佐々木、玉井も昼食作りに参加。焼けたホットケーキに、ももクロがCMキャラクターを務める「ロッテアイス 爽」などをトッピングして「おいしいね」「こういう企画って楽しいね」と口を揃えた。

午後の配信には「ナタリー」、雑誌「B.L.T.」というももクロと縁のある2つのメディアのスタッフが登場。ナタリーは自社の社歌の作詞をももクロに依頼し、B.L.T.は取材時に撮影したというももクロ結成3カ月の頃のライブ映像を披露した。

14:30すぎからは5月27~29日に神奈川・横浜アリーナで行われるファンクラブ限定ライブ5公演のステージ演出を手がける岡本裕次らとともに、このライブで披露する楽曲をももクロ自らチョイス。1人ずつ1公演分のセットリストを考えることになったが、その内容はまだ非公開のため、2010年のももクロ主演映画「シロメ」をメイン画面で観せながら、ワイプ画面でセットリストを考える5人の姿を追うという不思議な映像が流れることとなった。

そしてメジャーデビュー曲「行くぜっ!怪盗少女」の初披露時の秘蔵映像と、2010年のライブ「ももいろクリスマス in 日本青年館~脱皮:DAPPI~」を鑑賞したところで、23時間近くに及んだ特設スタジオからの配信は終了。ももクロメンバーはシークレットライブ会場へと移動した。

シークレットライブの会場は東京・品川ステラボール。19:21に会場が暗転し「OVERTURE」が流れ出すと、幸運にもチケットを取れた1700人のももクロファン、通称“モノノフ”たちが5色のサイリウムを手に「うりゃ!」「おいっ!」の大コールを繰り広げる。ところがその後のステージに現れたのは雑誌「QuickJapan」のスタッフ陣。ももクロメンバーを呼び込んで、これまでの同誌でのももクロ特集を振り返りつつ、今後のももクロの掲載スケジュールを発表した。

19:48には配信開始時から寄森が制作していた衣装が完成。「24時間テレビ『愛は地球を救う』」のチャリティマラソンよろしく、配信視聴者から寄せられたファックス用紙で作られたゴールテープを切りながら寄森がステージに現れると、ももクロはお色直しのために一旦退場。ももクロA&R担当の佐藤守道、ライブ制作担当の高橋文彦がステージに登場し、川上とももクロの今後を考えるトークタイムを繰り広げた。

そして20:07、「Neo STARGATE」のイントロが流れ出すと、大歓声の中、寄森制作の衣装を着たももクロメンバーが再び登場。同曲と「仮想ディストピア」の2曲を立て続けに披露した。

24時間配信の序盤、ももクロメンバーは寄森に「テーマカラーを入れ替えたい」とリクエストしており、この日の衣装は百田が黄、佐々木が緑、玉井が赤、有安が紫、高城がピンクとそれぞれ普段とは異なるカラーリングになった。MCで佐々木が「違和感ある?」と尋ねると1700人のモノノフは「ないー!」と答え、スタジオでの配信中に「実はピンクを着たかった」とカミングアウトしていた高城は「ピンクはかわいいなあ」と満面の笑みを見せていた。

玉井の「24時間TV、とっても楽しかった!」というシャウトのあとのステージは「words of the mind -brandnew journey-」「労働讃歌」「サラバ、愛しき悲しみたちよ」といった人気曲を連投。最後に「ツヨクツヨク」を歌い上げると、百田が「これで24時間、本当にすべてが終了します」とライブと配信が終盤を迎えたことをアナウンスする。有安が「ももクロってやっぱりいいよね!」と語るなど、それぞれがこの足かけ2日間を振り返っていると中川社長が登場。今日でももクロが結成5周年を迎えることを記念してバースデーケーキをプレゼントした。

エンディングのステージには24時間配信に出演したメンバーが続々と登場。所属事務所や所属レーベルのスタッフ、社歌制作時にも伴奏を担当したナタリーのスタッフらがフルート、キーボード、ベース、アコースティックギター、アコーディオンを構えると、谷村新司のモノマネで知られる谷村仁司と、2012年のイベントでも共演した加山雄三のマネをするゆうぞうがマイクを片手に現れ、ももクロメンバー、配信出演者とともに「サライ」を熱唱した。

終演後、ステージに残ったももクロメンバーはUstream Asiaから送られた花束を抱きかかえながら、すでにUstream中継は終了していることを告げたのち、ステラボールのモノノフたちに改めて感謝の言葉を伝える。ところが百田だけはなぜか配信用のカメラに向かって「今日はゆっくり寝てくださいね」とあいさつ。ほかのメンバーから改めてすでに配信が終わっていることを告げられると「最後までちょっとグダグダな感じだったけど、お付き合いいただきありがとうございました」と照れ笑いを浮かべ、もう一度1700人とともに「以上! 私たち、いま会えるアイドル、ももいろクローバーZ」と挨拶。丸1日以上に及んだ特別番組とシークレットライブを締めくくった。

ももいろクローバーZシークレットライブセットリスト

01. OVERTURE
~QuickJapanコーナー~
~ももクロスタッフトークショー~
02. Neo STARGATE
03. 仮想ディストピア
04. words of the mind -brandnew journey-
05. 労働讃歌
06. サラバ、愛しき悲しみたちよ
07. ツヨクツヨク
08. サライ

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