amazarashi、震災発生後に発信した詩を楽曲化し公開

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amazarashiが、1年前に東日本大震災の発生を受けてオフィシャルサイトで公開した詩に新たに楽曲を付け、本日3月11日にオフィシャルサイトで発表した。

amazarashiとは?

青森県むつ市在住の秋田ひろむを中心としたバンド。ステージとフロアの間に紗幕を張ったままタイポグラフィや映像を投影するというスタイルのライブを展開している。2009年12月に青森県内500枚限定の詩集付きミニアルバム「0.」を、翌2010年2月にその全国盤となる「0.6」をリリースした。その後2010年6月に「爆弾の作り方」をSony Music Associated Recordsから発表。2017年3月に初のベストアルバム「メッセージボトル」をリリースし、12月に4thアルバム「地方都市のメメント・モリ」を発表した。2018年11月に初の日本武道館公演「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」を開催し、観客の持つスマートフォンと連動したライブを展開。2020年3月にアルバム「ボイコット」を発売し、4月からリリースツアーを開催予定だったが新型コロナウイルス感染拡大の影響で全公演が延期となった。6月に2018年11月に行った東京・日本武道館公演「朗読演奏実験空間“新言語秩序”」のライブ映像をYouTubeで無料公開。この配信のエンディングで初披露した「令和二年」を含む、音源「令和二年、雨天決行」を12月にリリースした。同月には自身初の配信ライブ「amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行」を開催。北海道札幌市にある建築家の安藤忠雄の設計による「頭大仏」にプロジェクションマッピングを施し、一夜限りの“雨曝大仏”を舞台にしたライブの模様を国内外のファンに向けて配信した。2022年4月に約2年ぶりとなるオリジナルアルバム「七号線ロストボーイズ」をリリース。5月から6月にかけてホールツアー「amazarashi Live Tour 2022 『ロストボーイズ』」を開催する。

イラスト「PRAY FOR JAPAN」

イラスト「PRAY FOR JAPAN」

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青森在住のamazarashiは震災発生後に、自身の近況と被災者へ対する思いをつづった「祈り」と題した詩と、女性が黙祷を捧げるイラスト「PRAY FOR JAPAN」を公開。今回発表された楽曲は震災時に公開された詩がそのまま歌詞になっている。

祈り

ロウソクの灯を眺めてたら
笑った日の事を 思い出したよ
風の音が少し 怖いけれど
僕は大丈夫 そっちはどうだろう

届けたい声が 届かない距離に
横たわる無数の想いが 橋となるまで

祈りは祈りのまんま あなたの枕元に
願いは願いのまんま 明日の太陽と共に
「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ

ロウソクの灯を眺めてたら
これからの事が 不安になったよ
今は少しだけ 落ち込んでいいかな
いつか必ず笑うと 約束するから

解きたい不安が 解けない夜に
散らばる無数の悲しみが 星となるまで

祈りは祈りのまんま 凍えた手と手の間
願いは願いのまんま 明日の曇天の隙間
「僕らは無力だ」と暗闇に祈るのが 本当に無力とは信じないぜ

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読者の反応

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高島津 諦 @takatei

amazarashi、震災発生後に発信した詩を楽曲化し公開 - 音楽ナタリー http://t.co/krQOg9VikU

こういうあれだったそうです。

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