「メンバーだった全員に感謝」POLYSICS結成15周年ライブ

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POLYSICSが結成15周年を記念したワンマンライブ「MEMORIAL LIVE OR DIE!!! ~祝!!! 15周年!!!『ありがTOISU!』と言ってやる!!!~」を、3月4日に東京・SHIBUYA-AXにて実施した。

この日のステージには大型スクリーンを設置。さまざまな映像でライブを盛り上げた(photo by Tsukasa Miyoshi)。

この日のステージには大型スクリーンを設置。さまざまな映像でライブを盛り上げた(photo by Tsukasa Miyoshi)。

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ハヤシヒロユキ(G, Vo, Syn, Programming)(photo by Tsukasa Miyoshi)

ハヤシヒロユキ(G, Vo, Syn, Programming)(photo by Tsukasa Miyoshi)

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フミ(B, Syn, Vo)(photo by Tsukasa Miyoshi)

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ヤノ(Dr, Vo)(photo by Tsukasa Miyoshi)

ヤノ(Dr, Vo)(photo by Tsukasa Miyoshi)

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「ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ」を演奏するPOLYSICS(photo by Tsukasa Miyoshi)。

「ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ」を演奏するPOLYSICS(photo by Tsukasa Miyoshi)。

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前日3月3日には同会場にてバンド史上1000本目のライブを行った彼ら。1001本目のライブとなった4日は、今から15年前にPOLYSICSの初ライブが行われた日とあって、彼らの記念日を祝おうと前日に続き多数のファンが会場に詰め掛けた。

この日のライブ本編は15周年記念アルバム「15th P」収録曲の「ありがTOISU!」からスタート。ハヤシヒロユキ(G, Vo, Syn, Programming)はオーディエンスに向けて「いくぜSHIUBYA-AX!」と絶叫し、ダイナミックにギターをかき鳴らす。その後は「PLUS CHICKER」「Hot Stuff」「XCT」と、懐かしめのアッパーチューンを連発し、フロアには激しいモッシュの嵐が巻き起こった。MCで観客の歓声に「ありがとう!」と笑顔で応えたハヤシだが、フミ(B, Syn, Vo)から「今のは『ありがTOISU!』って言わなきゃいけないんじゃないの?」と突っ込まれたじろぐシーンも。ハヤシはうろたえながら「今のは……イレギュラーだよ!」と言い返していた。

その後もヤノ(Dr, Vo)が疾走感のあるリズムを叩きだす「ムチとホース」、複雑な変拍子でフロアを翻弄した「プロテニス」、ハヤシのビール一気飲みが披露された「ワチュワナドゥー」と、新旧さまざまな楽曲を演奏。ハヤシは「5年前の10周年ライブのときは“ビールソロ”でコケたんだよねー。やっとリベンジできたよ(笑)」と、昔を振り返った。

中盤の「DNA Junction」ではヘビーなアンサンブルで会場の空気を変え、新曲「Mix Juice」では浮遊感漂うサウンドに乗せてハヤシがラップを披露する。この曲についてハヤシは「『15th P』では普段やれないことをやりたいと思って『ラップとかやってみたいな』って思ったんだけど。のどかで人畜無害な歌詞になっちゃったよねえ、改めて歌うと何も言ってないよね」と笑う。さらにひさびさのカバー曲「MY SHARONA」、バンド感を強くアピールした「MAKING SENSE」と、幅広いナンバーが続々と演奏された。

ヤノがマイクを握ってステージを駆け回り「P!・O!・L!・Y!・S!・I!・C!・S!」コールを繰り返したのは「POLYSICS OR DIE!!!!」。ステージ裏まで走っていって、戻るなり息を切らして膝に手をつくと、ハヤシは「……早くね?」と笑顔を見せた。そしてライブは早くも終盤戦へ。アグレッシブなプレイでフロアに再び火をつけた「Shout Aloud!」、フミが髪を振り乱して豪快なベースラインを鳴らした「カジャカジャグー」といったナンバーに続き、3人の頭に金色のポンポンのついたヘルメットが装着されると「ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ」が始まる。ひさびさの演奏に狂喜するオーディエンスを前に、3人はポンポンを揺らしながら演奏。ギターをフィーチャーしたソリッドなアレンジで、フロアを大いに沸かせた。

アンコールでは「Let's ダバダバ」「Rocket」、さらに「ドモアリガトミスターロボット」を演奏。その後もダブルアンコールを求める声は止まず、メンバーは再びステージへ戻る。ハヤシはオーディエンスに向けて「この3人になって1年半経って、最近やっと呼吸が合ってきた気がします。15年経ってもこうやって新鮮な気持ちでやれてるバンドってのは珍しいと思います。ワンマン的なバンドだったら続いてないよね(笑)。本当にメンバーのおかげです」と挨拶。さらに15年間の活動を支えてくれたファンやスタッフへ感謝の言葉を述べ、大きな拍手を浴びた。

ダブルアンコール1曲目は「Code4」。15周年の新たな一歩を示すように力強く丁寧な演奏に、フロアも大盛り上がりで応える。最後にこの日一番激しいプレイで披露されたナンバーは「Buggie Technica」。曲が終わるとハヤシは「言い忘れてたけど、今までPOLYSICSのメンバーだった全員に感謝しています。本当にありがとう!」と挨拶し、大歓声に送られてステージを去っていった。

POLYSICS「MEMORIAL LIVE OR DIE!!! ~祝!!! 15周年!!!『ありがTOISU!』と言ってやる!!!~」@SHIBUYA-AX 2011.3.4 セットリスト

01. サニーマスター
02. ありがTOISU!
03. PLUS CHICKER
04. Hot Stuff
05. XCT
06. ムチとホース
07. FOR YOUG ELECTRIC POP
08. プロテニス
09. 明るい生活
10. ワチュワナドゥー
11. Rock Wave Don't Stop
12. 人生の灰
13. DNA Junction
14. Mix Juice
15. MY SHARONA
16. TV'S HIGH
17. MAKING SENSE
18. POLYSICS OR DIE!!!!
19. Shout Aloud!
20. カジャカジャグー
21. スリーオースリーオーマーン
22. Young OH! OH!
23. ピーチパイ・オン・ザ・ビーチ
24. URGE ON!!
25. Boys & Girls
<アンコール>
26. Let's ダバダバ
27. Rocket
28. ドモアリガトミスターロボット
<ダブルアンコール>
29. Code4
30. Buggie Technica

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