川畑が演じるのは、ドラマの主人公であるフレンチシェフの山手英介(向井理)が、かつて結成していたロックバンド「ROCKHEAD」のドラマー、藤沢剛。バンドを解散し、実家のお寺を継ごうとした矢先に、英介からの誘いで共にフレンチレストランを始めることになる。厨房でも暇さえあれば筋トレをしているというマッチョな役どころだ。
ドラムの経験がなかった川畑は出演が決まった10月末、役作りのために自らドラムセットを購入。自宅での練習に加え、週2回、3時間のドラムレッスンを行ったという。11月29日に実施された向井理(B)、塚本高史(G)、三浦翔平(Vo)との初のバンド合わせでは、スタッフから「すごいリアリティのある演奏で、さすが!!」と川畑のドラムさばきに絶賛の声が上がった。
初のドラマ出演について「実は昔からずっと興味があったので、すごくうれしかったですね。『マジか!!』って。初めてのことですし、楽しみです。360度、意識を集中していこうと思います!」となみなみならぬ熱意を語っている川畑。ファンは彼の演技と巧みなドラムプレイに期待しておこう。
ドラマには上記バンドメンバーのほか、瀧本美織、国仲涼子らが出演。また、川畑らのライバルとなる敏腕実業家のレストランオーナー役を稲垣吾郎(
ハングリー!
フジテレビ系 2012年1月10日(火)から 毎週火曜22:00~22:54
川畑要(CHEMISTRY)コメント
──ドラマ初出演の知らせを聞いたときの感想を教えてください。
実は昔からずっと興味があったので、すごくうれしかったですね。「マジか!!」って。こういうタイミングでドラマに出られるのはすごく光栄で、今から楽しみです。男臭くて無骨、しかも不器用な役柄が、自分と似ているなとも思いました。剛って男に、自分と近いものを感じるけれど、また違うものも持っているので、演じることはすごくいい経験になりそうだなと思いました。初めてのことですし、楽しみです。
──ご自身と役との共通点はありますか?
剛は、割と無口な男なんですけど、僕は結構しゃべるほうなんです(笑)。そこがまた、新しいなって。でも僕、よく周りの人に「無口で怖いイメージ」って言われるんです。その、僕自身のイメージを役に充てられたらいいなと思っています。だから、ハッピー好きな本来の僕とのギャップも楽しめるんじゃないかなと思っています。
──役作りはどのようにお考えですか?
ドラムの練習はすでに始めています。ドラムの経験はまったくないんですけど、しっかり練習して、ちゃんと魅せたいです。
──音楽がテーマとなってきますが、アーティストとしての視点を教えてください。
僕自身、CHEMISTRYとしてデビューする前に、友達とバンドを組んでいた経験があるんですけど、そこではボーカルをやっていたんです。だから、まさかこうやって、ドラマーとしてバンドが組めるとは思っていなかったし、演じることも初めての経験。ドラムは、バンドのリズムとして重要になっていくと思います。
──ちなみに、川畑さんは料理しますか?
下町育ちなので、もんじゃとか焼きそばとか、鉄板料理には強いですけど、フレンチとかは全くできません! 食べることはありますけど、作ったことはないですね。メニューを覚えたり、料理ができるようになっていくところとか、剛と共に成長していきたい。ドラマと一緒に僕も新しいことを発見していきたいです。
──撮影に備えて、役作りで一番重要視してる部分は?
撮影に入ってからみなさんとコミュニケーションを取っていって、監督やスタッフさんとも話し合いをしながら役作りができればと思います。今はやっぱり自分の想像でしかないので。ただ、役と自分がそんなにかけ離れた印象ではなかったので、素の自分が出せれば。いつも地元にいるとき、仲間と一緒のときの自分のような。地元では男仲間と、男っぽい、男臭い環境にいるんです。その空気感を出せたらいいかなと思います。
──音楽とドラマ、表現の違いはなんだと思いますか?
音楽は3分や4分という時間の中でひとつのストーリーがあって、その役になりきるというか、曲に入り込むんです。それもやっぱり演じることと同じ形だと思う。歌だと、自分の表情や声、また演奏から色々感じ取ってくれますよね。でも演技は顔の表情も違った表現だと思うし。今、すごく考えています。360度、意識を集中していこうと思います。
──向井さんとは初共演ですが、顔合わせの第一印象はいかがでしたか?
「いやぁ、背がおっきいなー」って(笑)。すごく穏やかな、優しそうな方だなーと。向井さんはベーシストの役なので、初めてお会いしたときに「同じリズム隊ですね」という話もしました。
──台本を読んでみて、今後の撮影で楽しみだなと思うとことは?
厨房にいるとき、キャストのみなさんとのかけ合いが多いので、そこが大事だなって思いますね。かけ合いのテンポも楽しみです。台本の一発目から、剛はパンと白米が大好きっていう部分が印象的でしたね。まさに僕と同じ! “パンがおやつで”みたいな。朝ご飯とかでも、パンを主食にしても、結局お腹が空いてて白米を食べちゃうんです。パンってご飯じゃない! みたいな。白いお米を食べないと気が済まないんです。台本を読んだ直後、マネージャーと騒ぎましたよ。「コレ、オレじゃんッ!!」って(笑)。
──最後に、ドラマの見どころなど、ポイントを教えてください!
フレンチについては、僕もよくわかってない部分があるんですけど……。ドラマの内容としては、仲間同士で夢を追いかけていくけれど、それを諦めて、また新しい夢に向かっていく姿が重要になっていきます。仲間の大切さや、仲間愛って部分が、僕自身もすごく好きなテーマなので、見ているみなさんにも、夢や勇気などを伝えていけたらなと。まだ漠然としていますが、とにかく仲間意識の重要さみたいなところを、見ていただけたらと思っています。ドラマもドラムも初めての挑戦ですが、思いっきり楽しめればと思いますので、楽しみにしていてください!
関西テレビ 河西秀幸プロデューサー コメント
ロックスターの夢をあきらめ、フレンチレストランを始める主人公、英介(向井理)ですが、リアリティを追求するため、バンドメンバーには本物のアーティストを入れたいと思っていました。一度、川畑さんとお会いした時、とってもストレートで熱い男で、一緒にドラマを作りたいと思いました。川畑さん演じる剛は、コワモテキャラですが、どこか愛嬌があって憎めない男。川畑さんにぴったりハマっています! ボーカル役だと確実に売れてしまいそうなバンドになるので(笑)、あえてドラム担当という制作サイドの“遊び心”に完璧に応えてくれています! 川畑さんを始じめ、フレッシュなメンバーが多数、勢揃いしているので、きっと見た事がないドラマになると確信しています!
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