氣志團×森重樹一ロックンロールセッションで観客圧倒

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11月6日に、東京・LIQUIDROOM ebisuで氣志團の結成15周年およびメジャーデビュー10周年を記念した対バンライブシリーズ「極東ロックンロール・ハイスクール」第20弾「~夢一夜(ワンナイト・ドリーム・カーニバル)~ 氣志團 vs 森重樹一」が行われた。

アンコール後の挨拶の様子。(撮影:小川舞)

アンコール後の挨拶の様子。(撮影:小川舞)

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「STAY GOLD」を熱唱する森重樹一(写真左)と綾小路翔(写真右)。(撮影:小川舞)

「STAY GOLD」を熱唱する森重樹一(写真左)と綾小路翔(写真右)。(撮影:小川舞)

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長ランを羽織って気合十分の森重樹一。(撮影:小川舞)

長ランを羽織って気合十分の森重樹一。(撮影:小川舞)

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「俺達には土曜日しかない」でえびぞりジャンプを決める綾小路翔(写真中央)。(撮影:小川舞)

「俺達には土曜日しかない」でえびぞりジャンプを決める綾小路翔(写真中央)。(撮影:小川舞)

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氣志團の綾小路翔が企画原案及び製作総指揮を担当し2010年にリリースしたオリジナルDVD「木更津グラフィティ」にて、森重に役者として出演してもらうなど、かねてより親交のあった2組。また綾小路は森重のことを「世界一のロック・シンガーの一人」と尊敬しており、この日は念願の対バンとなった。

先攻を務めたのは先輩の森重樹一。ステージ上手からバンドメンバーと森重が姿を見せると、観客は両手を上げて歓迎する。森重は、氣志團の向こうを張るかのように黒地に金の刺繍入りの長ラン姿だ。そしてマイクスタンドを斜めに持ち、「WHISKY, R&R AND WOMEN」からライブをスタートさせた。さらに「BORN TO BE FREE」「ONE NIGHT STAND」と、ZIGGY時代の楽曲を矢継ぎ早に演奏し、フロアのテンションを一気に最高潮まで持ち上げる。

「みんなありがとう! 森重樹一です」とひとこと口にすると、バラードナンバー「6月はRAINY BLUES」をしゃがれた声で歌い上げ、場内をしっとりとした空気で満たす。さらに男性ファンからの「森重さーん!」という野太い声援を受けたあとは、「ありがとう」と穏やかな声で返し「新曲を聴いてください」と「SUNDAY SUNSHINE」を演奏。この曲はミディアムテンポの明るい印象のナンバーで、間奏では観客からハンドクラップが沸き起こるピースフルな雰囲気となった。

その後もほとんどMCを挟まず、パワフルなパフォーマンスをみせた森重。名曲「I'M GETTIN' BLUE」「GLORIA」ではオーディエンスの大合唱が響き、森重がペットボトルをフロアに投げ込む白熱した展開に。最後まで強烈なロックンロールを鳴らした森重に、観客は大歓声と拍手で応えていた。

転換後、氣志團はオープニングナレーションを挟みつつ、おなじみの入場SE「BE MY BABY」をバックに登場。「ゴッド・スピード・ユー!」では西園寺瞳(G)と星グランマニエ(G)のツインギターが交互に決めフレーズを鳴らし、「キラキラ!」では早乙女光(Dance & Scream)が手袋を投げフロアの熱狂に拍車をかける。

また、ももいろクローバーZとの対バン以来恒例となっている「メンバー自己紹介」をこの日も披露。さらに綾小路翔(Vo)の呼びかけにより、隣の人と肩を組み挨拶するという試みも引き続き行われた。

「木更津サリー」「Baby Baby Baby」を挟んだあとのMCで、團長はこの対バンライブシリーズを始めた経緯を「本当に自分たちにとって大切なものは何か、GIGだ。GIGの大切さを自分たちで考えてみようと思ったんだ」と説明する。続けて「20本目にして森重樹一先輩との対バンでございます!」と森重への尊敬の気持ちを吐露する。バンドメンバーもそれぞれ感慨深そうな表情を浮かべ、この対バンを誰よりも楽しんでいる様子を見せていた。

そして氣志團は、ランマの優しいボーカルが楽しめる「オールナイトロング」、これまでの対バン相手の特徴的な振り付けがどんどん取り入れられていく「俺達には土曜日しかない」、大合唱が起こる「One Night Carnival」を立て続けに演奏。ヒートアップするオーディエンスに、ラストの曲として「ゆかいな仲間たち」をプレゼントすると、颯爽とステージを下りていった。

この対バンライブシリーズでは恒例となったアンコールセッションを行うため、まずは氣志團のメンバーが舞台上に再度姿を見せる。團長が「胸がいっぱいです、ホントに」「中1のときに原宿で森重さんを見かけたことがあって。外タレ?と思うぐらい周りに人がいっぱいいて」「今日対バンできて、ホントに実在するんだ、と感動しています。汗が止まりません、すごいことなんです」と改めて、対バンの申し出を受けてくれた森重への感謝とうれしさを告白。続いて「思い出を作らせていただけませんか!」と叫んで、森重をステージに呼び込んだ。

そしてステージ上に出揃った7人は全員、この日のためだけに制作したコラボTシャツを身に着けた姿。イラストはZIGGYと縁の深いマンガ家・喜国雅彦の筆によるものだ。そして森重と團長が固い握手を交わし、ZIGGYの「STAY GOLD」を披露。氣志團のメンバーが愛情たっぷりに演奏する前で、森重と團長がツインボーカルで高らかにシャウトする、一体感あふれる空間となった。

「氣志團 Presents 極東ロックンロール・ハイスクール」の次回公演は明日11月8日に東京・Shibuya O-EASTで開催。対バン相手にthe pillowsを迎えて実施する。

氣志團 Presents 極東ロックンロール・ハイスクール

~枕連(マクラーレン)~ 氣志團 vs the pillows
2011年11月8日(火)東京都 Shibuya O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00

~3年B組金爆先生~ 氣志團 vs ゴールデンボンバー
2011年11月10日(木)東京都 Zepp Tokyo
OPEN 18:00 / START 19:00

~サーチアンドデスとロイとグローリアとアレとソレとコレと恋しさとせつなさと心強さと部屋とYシャツと私~ 氣志團 vs The Mirraz
2011年11月16日(水)東京都 SHIBUYA O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00

~10 PUNKS~ 氣志團 vs THE MODS
2011年11月21日(月)東京都 SHIBUYA-AX
OPEN 18:00 / START 19:00

~呼ばれて 飛び出て ジェジェジェジェイ!!~ 氣志團 vs J
2011年11月24日(木)東京都 SHIBUYA-AX
OPEN 18:00 / START 19:00

~さよならは11月のララバイ~ 氣志團 vs 吉川晃司
2011年11月29日(火)東京都 SHIBUYA-AX
OPEN 18:00 / START 19:00
一般発売日:2011年11月12日(土)

~星と屑達のステージ~ 氣志團 vs 藤井フミヤ
2011年12月7日(水)東京都 Zepp Tokyo
OPEN 18:00 / START 19:00
一般発売日:2011年11月19日(土)

~三人の若者と六人のおじさんのすべて~ 氣志團 vs フジファブリック
2011年12月13日(火)東京都 SHIBUYA-AX
OPEN 18:00 / START 19:00
一般発売日:2011年11月26日(土)

~大きなフィートの木の下で~ 氣志團 vs 10-FEET
2011年12月14日(水)東京都 LIQUIDROOM ebisu
OPEN 18:00 / START 19:00
一般発売日:2011年11月26日(土)

~おれがあいつであいつがおれで~ 氣志團 vs DJ OZMA
2011年12月21日(水)東京都 Zepp Tokyo
OPEN 18:00 / START 19:00
一般発売日:2011年12月3日(土)

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