10月28日・29日の2日間、東京・日本武道館にて
SEが大音量で響き渡る中、全身ゴールドの衣装に身を包んで登場したKREVAは、最新アルバム「GO」と同じく「基準」からライブをスタート。ヘビーなビートをスリリングに乗りこなしながら高速ラップをお見舞いしたかと思えば、その後「ストロングスタイル」「ACE」「パーティーはIZUKO?」「THE SHOW」など8曲をノンストップで繰り出し、一気に会場をKREVAワールドへ引き込んだ。
アッパーチューン中心の攻撃的なムードを爽やかにシフトチェンジさせたのは、
また、DJ SHUHOと熊井吾郎のビートセッションを経て、ステージに現れたのはグランドピアノとKREVA。KREVAはピアノの同じ単音を延々鳴らしながら「全員座らないと、ずっとこの音を鳴らし続けるよ(笑)。座って聴いてもらうと言えばピアノの弾き語り。でも俺は『押し語り』というのをやってみようかと」と、今から新たな試みを行うことを宣言した。すると彼の手元がステージ上の大型ビジョンに映し出され、鍵盤の部分に仕込まれたサンプラーのパッドを叩きながらピアノの音を出していたことが判明。まさにピアノを“弾く”のではなく“押して”演奏するスタイルで、代表曲のひとつ「音色」を歌い上げた。
後半戦は、オーディエンスの大合唱を誘う「アグレッシ部」「国民的行事」からスタート。
そして先行シングルとしてリリースされた「C'mon, Let's go」「KILA KILA」で本編は終了。アンコールは硬派で男性的なラップが光る「呪文」と、独特のタメやリズム感が新鮮な「探究心」の2曲を披露した。
これでライブは終了かと思いきや、すぐにダブルアンコールへ突入。KREVAは「本編で喋らなかったので(笑)まずは伝えなきゃいけないことを」と、自身が音楽監督を務める音楽劇「最高はひとつじゃない」のことや、12月14日にリリースされるチャリティシングル「H♡PE」についてアナウンスした。また、来年1月からスタートする全国ホールツアーについても「今日やったライブセット、好きなのでみんなで育てていきたいです」と意欲を語った。
KREVAは「じゃあ、最後に『EGAO』をスペシャルバージョンで聴いてください」と言うと、スタンドマイクの前にスタンバイ。ピアノを基調としたシンプルなサウンドの「EGAO」をKREVAは一心に歌い上げ、観客はこの日のライブを反芻するようにじっと聴き入っていた。
KREVA CONCERT TOUR 2012「GO」
2012年1月15日(日)埼玉県 戸田市文化会館
2012年1月20日(金)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール第2ホール
2012年1月21日(土)福岡県 福岡サンパレス
2012年1月27日(金)愛知県 愛知県芸術劇場大ホール
2012年1月28日(土)京都府 京都会館第一ホール
2012年2月3日(金)兵庫県 神戸国際会館こくさいホール
2012年2月5日(日)広島県 広島ALSOKホール
2012年2月11日(土)神奈川県 神奈川県民ホール大ホール
2012年2月17日(金)香川県 サンポートホール高松
2012年2月24日(金)宮城県 仙台サンプラザホール
2012年2月26日(日)大阪府 グランキューブ大阪メインホール
2012年2月27日(月)大阪府 グランキューブ大阪メインホール
2012年3月3日(土)北海道 札幌市民ホール
2012年3月10日(土)新潟県 新潟県民会館
2012年3月15日(木)東京都 オリンパスホール八王子
2012年3月16日(金)栃木県 宇都宮市文化会館
2012年3月24日(土)静岡県 静岡市民文化会館
2012年3月31日(土)沖縄県 ナムラホール
関連商品
リンク
- KREVA
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
音楽ナタリー @natalie_mu
ピアノ“押し語り”も披露、KREVA武道館で怒涛の攻めライブ http://t.co/V1XxiiJ7