祝14歳!“New POLYSICS”AXワンマンで新曲続々披露

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POLYSICSのワンマンライブ「コニチワ! New POLYSICS!!! ~マッハ AX ギュンギュンギュン!!!~」が、3月4日に東京・SHIBUYA-AXにて行われた。

ヤノとフミがツインドラムを披露したシーン。会場からは驚きの声が上がった。

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ハヤシ(G, Vo, Syn, Programming)

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フミ(B, Vo, Syn)

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ヤノ(Dr, Vo)

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華麗なドラミングでフロアを沸かせたフミ。

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3月9日のニューアルバム「Oh! No! It's Heavy Polysick!!!」リリースを控えて行われたこのライブは、本編をUstreamにて生配信。会場に集まった観客だけでなく、日本中や世界各国のファンがライブの興奮を味わった。

オープニングSEの「Heavy POLYSICK」が流れる中、メンバー3人はステージに登場。「こんにちは、New POLYSICSです!」というハヤシ(G, Vo, Syn, Programming)の挨拶のあと、最初の曲は「How are you?」。フミ(B, Vo, Syn)の軽やかな歌声と、オーディエンスの心を躍らせる痛快なリズムがAXに響き渡る。さらに「PLUS CHICKER」「Boil」と続いた後、ライブ初披露となる新作収録曲「Bleeping Hedgehog」へ。フミのパワフルなベースから始まり、ヤノ(Dr, Vo)のたたみかけるようなドラムがスリリングな雰囲気を作り出す。3人体制でより強まったバンド感をアピールするアレンジで、オーディエンスを楽しませた。

最初のMCで3人は「トイス! トイス! トイス! コニチワ! コンバンワ!」と、なぜか片言の日本語で挨拶。ハヤシは「最後までギュンギュン飛ばしていくぜ!」と叫び、「Mach肝心」へ入る。シーケンサーとフミのベースが心地良いユニゾンを奏でた後は、新曲「Much Love Oh! No!」。ドラムとギターがそれぞれの存在を主張するように音を放つユニークな展開の楽曲は、ヤノの「Oh! No!」というシャウトで締めくくられる。場内からは渾身のシャウトに笑い声が起こった。

「踊れHeaven」「Digital Coffee」「Rock Wave Don't Stop」と、バンドの持つフィジカルなパワーが感じられるナンバーの後、ハヤシはスタッフから腕に小型のキーボードを装着される。「うわあ何をするんだ! やめてくれー!」とハヤシが叫ぶと、フミは「小芝居は止めなさい、自分で買ったんでしょ」と冷静に突っ込む。そんなやり取りを経て披露された新曲「Go to a Strange City」は、フミのキュートなボーカルとハヤシの鳴らすどことなくとぼけた味わいのキーボード、ヤノのずっしりとしたドラムの音が独特の調和を見せる曲。「俺がギター弾かなくてもPOLYSICSっぽい曲ができるんじゃないか、と思って作った」というハヤシの言葉どおりのナンバーとなった。

次の「スリーオースリーオーマーン」に入るところで、フミは一旦ステージから退場。再び現れた彼女は、なんとドラムセットに座って登場し、オーディエンスを驚愕させる。「On Drums、フミ!」というハヤシの紹介とともに、ヤノとのツインドラムで見事な叩きっぷりを披露するフミ。ベースプレイと同様に、力強さと丁寧さを兼ね備えた演奏とシャウトで会場を沸かせる。続く「Boy's Head」ではドラムを叩きながら楽しそうに歌声を響かせ、彼女の新たな才能と魅力をアピールした。

「SHIBUYA-AX、ありがトイス!」と挨拶したハヤシは、いよいよリリースされるアルバムについて「今回は音にすごくこだわったからねー。一番時間かけてたのは、さっきやった『Much Love Oh! No!』のヤノの『Oh! No!』なんだけどね(笑)」と裏話を明かす。エンジニアの指示で限りなく本物の英語に近づけるために努力を重ねたというヤノは「足掛け3日かかりました」と明かし、ファンを驚かせた。そんなこだわりの新譜から、さらなる新曲「Jumping Up and Clash」が披露される。ハヤシのボーカルとフミのボコーダーボイス、鳴り続けるシーケンサーの音がPOLYSICSらしい空気感を作り出した後は、ノンストップでキラーチューンを連発。「Young OH! OH!」ではヤノの掛け声に合わせてフロアの全員が腕を突き上げ、「Pike」の間奏ではハヤシがトランペットソロを聴かせる。大盛り上がりのうちに披露されたラストナンバーは「Shout Aloud!」。フロア中に起きたモッシュの嵐が収まると、メンバー3人はオーディエンスに手を振りながらステージを去っていった。

アンコールで再登場したハヤシは、アルバムリリース後に行われる全国ツアー「We are All Heavy Polysick!!! ~ツアーでダバダバ!!!~」について語った後、「ツアーでダバダバなので、みんなでこの曲を歌いたいわけですよ!」と叫び、新曲「Let's ダバダバ」に入る。すでにCS放送などでビデオクリップが公開されていることもあり、オーディエンスは新曲とは思えないほどの盛り上がりを見せ、全員がハンドクラップでノリまくる。会場の一体感が高まったところで「カジャカジャグー」、新たなアレンジで生まれ変わった「Electric Surfin' Go Go」と、定番チューンを連発。アンコール1回目は熱狂のうちに終了した。

ダブルアンコールの声に応え、3人は再びステージへ。ハヤシは「ここからはUstreamは終了してるから、俺らとお前らだけだぜ!」と叫び、オーディエンスから大歓声を浴びる。そしてこのライブの日、3月4日がPOLYSICS結成の日だったことを話し、「もう14歳ですよPOLYSICSは。それなのにこんなにも初期衝動あふれるアルバムがまたできちゃったわけですよ」と、ニューアルバムへの期待感を煽った。そしてダブルアンコールとして新曲「Smile to Me」と、これがなければライブが終わった気分になれない「BUGGIE TECHINICA」を演奏。気迫に満ちたステージを通じて、“New POLYSICS”のすごさを世界中にアピールする一夜となった。

コニチワ! New POLYSICS!!! ~マッハ AX ギュンギュンギュン!!!~
2011年3月4日 SHIBUYA-AX セットリスト

01. Heavy POLYSICK
02. How are you?
03. PLUS CHICKER
04. Boil
05. Bleeping Hedgehog
06. XCT
07. Mach肝心
08. Much Love Oh! No!
09. 踊れHeaven
10. Digital Coffee
11. Rock Wave Don't Stop
12. Go to a Strange City
13. スリーオースリーオーマーン
14. Boy's Head
15. Don't Cry
16. 機械食べちゃいました
17. Jumping Up and Clash
18. Beat Flash
19. Young OH! OH!
20. Pike
21. シーラカンス イズ アンドロイド
22. URGE ON!!
23. Shout Aloud!

EN1-01. Let's ダバダバ
EN1-02. カジャカジャグー
EN1-03. Electric Surfin' Go Go

EN2-01. Smile to Me
EN2-02. BUGGIE TECHINICA

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音楽ナタリー @natalie_mu

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