DOPING PANDA、赤坂でHiGE須藤と即興セッション披露

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DOPING PANDAの東名阪自主企画ツアー「DP SUMMIT season1 FINAL TOUR」のファイナル公演が、昨日2月27日に東京・赤坂BLITZで行われた。

アンコールでセッションを繰り広げるYutaka Furukawa(DOPING PANDA/写真右)と須藤寿(HiGE/写真左)。

アンコールでセッションを繰り広げるYutaka Furukawa(DOPING PANDA/写真右)と須藤寿(HiGE/写真左)。

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DOPING PANDA

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HiGE

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Yutaka Furukawa(DOPING PANDA)

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須藤寿(HiGE)

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2月23日の名古屋公演はかつての所属レーベル・Niw! Recordsの面々を迎えてのイベント形式、2月25日の大阪公演はワンマンライブとして行われたこのツアー。ファイナルの東京公演はHiGEをゲストに迎えての2マン形式で開催された。

トップバッターとして登場したHiGEのライブは、須藤寿(Vo, G)以外の5人でのイントロセッションからスタート。遅れて飛び込んできた須藤は縦横無尽にステージを跳ねまわり、フロアを煽る。続く「D.I.Y.H.i.G.E.」のイントロが鳴り響くと、オーディエンスからは大歓声が沸き起こり一斉に前方へ突っ込んでいく。須藤と斉藤祐樹(G)、會田茂一(G)のトリプルギターが迫力あるアンサンブルを響かせ、会場の熱気は一気に上昇した。

「最高!」というフロアからの声に「ありがとう、そっちのほうが最高だよ(笑)」と答えた須藤。「今日はDOPING PANDAと初めての対バンなんだけど、楽しもうと思ってます」との挨拶に続き、「ランチ」「ボニー&クライド」「ペインキラー(for Pain)」と、どっしりしたグルーヴが楽しめるナンバーを立て続けに披露。「ボニー&クライド」では佐藤“コテイスイ”康一(Per, Dr)と川崎“フィリポ”裕利(Dr, Per)がユニゾンの力強いドラムを響かせ、フロアを揺らした。

「次の曲はこの間出したアルバムの曲です。まあ……どういう曲なんだろうね?(笑)聴いて判断してもらえれば一番いいんだけど」と須藤が紹介したナンバーは「サンシャイン」。穏やかで柔らかくもしっかりとした芯のあるサウンドでオーディエンスを酔わせた。その後には「俺たちの新しい曲だ!」と宣言し、新曲も披露。HiGEならではの重たいドラムと轟音アンサンブルが会場中に鳴り響いた。

ラストは「テキーラ!テキーラ!」「ロックンロールと五人の囚人」「ダーティーな世界(Put your head)」と、ライブでおなじみのナンバーを次々と繰り出す。宮川トモユキ(B)はステージ前方に飛び出し、ネックを激しく振りながら迫力たっぷりのベースラインを響かせる。6人の強力なサウンドで、HiGEとドーパン双方のファンの心を鷲掴みにする1時間となった。

後攻のDOPING PANDAは初手から「MIRACLE」「Crazy」「nothin'」と、アッパーチューンの連続でドーパメイニアを盛り上げる。フロア前方では早くもモッシュが起こり、真冬とは思えない熱気が充満する。Yutaka Furukawa(Vo, G)は「こんばんは、DOPING PANDAです。長いこと待たせたかもしれないけどツアーとアルバムが決まりました」と、待望の新作についてオーディエンスに報告。「本物ってのがどういうものか知らしめるときが来たわけで、まあMステからだいぶ時間経っちゃったけど(笑)。あのとき言ってた平手打ちをね、いよいよ見せようかと」と、以前出演した音楽番組でのエピソードを引き合いに出してフロアを笑わせていた。

Taro Hojo(B)、HAYATO(Dr)のタイトなリズムとエッジの効いたギターソロにオーディエンスが沸いた「We won't stop」、場内を再びモッシュの嵐に導いた「majestic trancer」「Lost & Found」と、この日は定番ナンバーを中心としたセットリスト。中盤のMCではFurukawaが「今日はソールドアウトしたわけなんですけど、音楽的なバンドが2組集まるとこうなるんだよね(笑)。で、『Idiot Radio』で予告したとおり、アンコールで須藤くんと即興で曲を作ります。ベーシックな部分は作っといたんで、今裏で必死で聴いてると思うから(笑)」と、アンコールでのセッションを予告。両バンドのファンを期待させた。

「Lovers Soca」「Go The Distance」と懐かしめの楽曲をしっとりと聴かせた後は、Furukawaが「無限大ダンスタイム!」と叫んでの「YA-YA」。ここからは怒涛のダンスチューンを連発していく。もはやリアレンジバージョンのほうがメイニアの耳に馴染んだ「I'll be there」、アッパーなリズムに全員が腕を上げて踊り狂った「beautiful survivor」と、惜しげもなくキラーチューンばかりを展開。ラストは「beat addiction」のソリッドなサウンドで締めくくられた。

アンコールの声に応えてドーパンの3人がステージに登場。Furukawaはさきほどの予告どおり「今日のゲスト、HiGEから須藤くんです!」と須藤を呼び出す。サングラス姿で現れた須藤は翌日に誕生日を控えたFurukawaを「古川くん、誕生日おめでとう!」と祝うが、Furukawaも「俺と須藤くん、誕生日同じなんだよね! 2月28日で!」と明かし、オーディエンスを驚かせた。

この日のセッションについて「須藤くん『即興でやるのすげー得意』って言ってたのに、なんだかんだ言ってどんどんハードル下げてくるんだもん。ただのビビリですよ(笑)」とFurukawaが笑うと、須藤も「同じことほかのバンドに言ってごらん、ステージ出てこないよ?(笑)」と自信ありげな表情を見せ、いよいよセッションがスタート。メロウなコード進行でミディアムテンポのフレーズをドーパンの3人が奏でると、須藤がそれに乗せて力強いメロディラインを歌いあげる。Aメロではなぜか語りパートになり「俺ははっきり言ってAメロでは大事なことは言わない! サビでしか大事なことは言わないんだ!」と叫び、フロアを爆笑させていた。

緊張感と笑いが半々のセッションが終わると、コテイスイとフィリポが大きなバースデーケーキを持って登場。Furukawaと須藤の1日早いバースデーをオーディエンスとともにサプライズで祝った。HiGEのメンバーがステージを去った後、Furukawaは「いろんなことがありますね……(笑)。まあ、今日は俺たちが今新しいことを模索しているってことを見せられたんじゃないかと」と、苦笑いしながらフロアに向けて語った。

その後はアンコールとして、ニューアルバム「YELLOW FUNK」に収録される「song for my harmonics」を披露。さらに「It's my life」「Candy House」を演奏し、盛りだくさんの内容となった東名阪ツアーの幕が閉じられた。

DP SUMMIT season1 FINAL TOUR
2011年2月27日 赤坂BLITZ セットリスト

HiGE
01. 虹
02. D.I.Y.H.i.G.E.
03. 溺れる猿が藁をもつかむ
04. ランチ
05. ボニー&クライド
06. ペインキラー(for Pain)
07. サンシャイン
08. せってん
09. 新曲
10. ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
11. テキーラ!テキーラ!
12. ロックンロールと五人の囚人
13. ダーティーな世界(Put your head)

DOPING PANDA
01. MIRACLE
02. Crazy
03. nothin'
04. We won't stop
05. majestic trancer
06. Lost & Found
07. Lovers Soca
08. Go The Distance
09. YA-YA
10. The Fire
11. I'll be there
12. crazy one more time
13. beautiful survivor
14. Transient Happiness
15. beat addiction

EN-01. session
EN-02. song for my harmonics
EN-03. It's my life
EN-04. Candy House

※記事初出時、曲名に一部誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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髭(HiGE) @HiGE_official

明後日は梅田CLUB QUATTROでDOPING PANDAとヤリます。2バンドでやるのは12年ぶり。
オトナになった(?)僕らの夜。遊びに来てね。
斉藤祐樹 #hige20 @dopingpanda2022
https://t.co/gbyrBiTFYd

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