the band apart、レコ発ファイナルで早くも新曲披露

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the band apartの全国ツアー「SMOOTH LIKE BUTTER TOUR Spring 2010」ファイナル公演が、5月27日に新木場STUDIO COASTにて行われた。

満員のCOASTを熱狂させたthe band apart。夏には「KESEN ROCK FESTIVAL」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などへの出演も決定しているので、ツアーに参加できなかった人はこちらを楽しみにしておこう。

満員のCOASTを熱狂させたthe band apart。夏には「KESEN ROCK FESTIVAL」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」などへの出演も決定しているので、ツアーに参加できなかった人はこちらを楽しみにしておこう。

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ハーフパンツで登場した原はMCで「友達に最近『脚やせたね』って言われるんですけど、昔から脚は細いんですよ」と話し、笑いを誘っていた。

ハーフパンツで登場した原はMCで「友達に最近『脚やせたね』って言われるんですけど、昔から脚は細いんですよ」と話し、笑いを誘っていた。

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ダブルアンコールの最後、木暮と原のパートチェンジのシーン。

ダブルアンコールの最後、木暮と原のパートチェンジのシーン。

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このツアーは3月にリリースされたミニアルバム「the Surface ep」のレコ発ツアーとして行われたもの。満員のオーディエンスの前にメンバー4人が現れると、フロアからは熱狂的な拍手が沸き起こった。

4人はお互いの様子を確かめるようにそれぞれの音を鳴らし、1曲目「Tears of joy」のイントロを奏で始める。「the Surface ep」でも最初を飾るこの曲の、ゆるやかなリズムが会場の空気をゆっくりと暖めていく。続く「free fall」では荒井岳史(Vo,G)と川崎亘一(G)による華麗なギターのハーモニーに大きな歓声が起こる。

「たくさん来てもらってありがとうございます。the band apartです」と荒井が丁寧に挨拶した後、「Snowscape」「higher」とライブでの人気曲を続けざまに披露し、フロアの空気は再び熱気を帯びる。MCでは原昌和(B)が独特の朴訥とした口調で「最近煙草を変えましてね……わかばにしました。でもあれは体力減るね。今ゼーゼー言ってるもん」と語り、観客を笑わせる。フロアから「禁煙しないの?」という声が飛ぶと「禁煙してないねー。禁酒もできないし(笑)」と応えていた。

「the Surface ep」から披露された9曲目「Flower Tone」では、木暮栄一(Dr)の刻む軽やかなリズムと原のメロディアスなベースラインにオーディエンスが身をゆだねる。続く「C.A.H.」では雰囲気が一変し、バンアパらしい複雑なアレンジがシリアスな空気を作り出す。ライブも後半戦に差し掛かり、原はMCで「もうそろそろあったかくなってきましたが……こういう季節になると我々のスタジオに小バエがたくさん発生するんですね。スタジオに行くたびにそれを1匹ずつ捕まえて、命のムダ遣いをしてるんですが(笑)。そんな命のムダ遣いの積み重ねで新曲ができましたので、ちょっとやってみようかと思います」と話し、新曲「photograph」を披露。ストレートなギターサウンドを前面に押し出したナンバーで、バンドの新境地をアピールした。

キラーチューン「Eric.W」でフロアを熱狂させた後も「shine on me」「Waiting」と強力なナンバーも連発。ラストパートでは原が「早くビール飲みたいすね」と言いながらも、木暮とともに力強いグルーヴを生み出す。本編最後を飾ったのは、静かなイントロからスタートし徐々に激しさを増していく「Mercury Lamp」。アウトロでは4人による轟音のアンサンブルがCOAST中に鳴り響き、川崎はギターを弾きながらフロアへ飛び込んでいった。

アンコールの手拍子に応えて再びステージに4人が登場。荒井は「ありがとう。もうちょっとだけやります」と挨拶し、アンコール1曲目「can't remenber」のイントロを鳴らし始めた。静謐な序盤と轟音が響くサビの対比でオーディエンスを圧倒した後は、「cerastone song」。爽やかなアレンジと四つ打ちのグルーヴに、満員のCOASTが揺れた。

鳴り止まないオーディエンスの声に呼びもとされて始まったダブルアンコール。「今日は小学校のときのコウジって同級生が来てるんですけど、俺昔肥満児だったんですよ(笑)。今の俺見てどう思ってるかな?」と荒井が話すが、フロアからは特に反応が返ってこない。「これで外でタバコ吸ってたら最高だよね(笑)」と原が返し、場内に笑い声が満ちる。そして「最後の出し物になります」という挨拶の後、ラストナンバーとして披露されたのは「fool proof」。後方にいた観客も一斉に前方に殺到し、フロアはこの日一番の盛り上がりに。曲の最後では木暮と原がポジションを変え、原がドラムを、木暮がベースを担当するというサプライズも起こり、熱狂のうちにツアーファイナルの幕が閉じられた。

SMOOTH LIKE BUTTER TOUR Spring 2010
2010年5月27日 新木場STUDIO COAST セットリスト

01. Tears of joy
02. free fall
03. I love you Wasted Junks & Greens
04. from resonance
05. Snowscape
06. higher
07. my world
08. still awake
09. Flower Tone
10 .C.A.H.
11. bacon & eggs
12. UGLY
13. photograph(新曲)
14. Eric.W
15. shine on me
16. Waiting
17. coral reaf
18. violent penetration
19. beautiful vanity
20. Mercury Lamp

EN1-01. can't remember
EN1-02. cerastone song

EN2-01. fool ploof

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音楽ナタリー @natalie_mu

the band apart、レコ発ファイナルで早くも新曲披露 http://natalie.mu/music/news/32752

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